2022年9月に発生した台風14号。
九州地方に特別警報が出されるなど、非常に強い勢力の台風でした。
人や産業への影響も大きかった台風14号、その影響を全身で受けた子猫が1匹いたのです。
台風直撃のさなか、TNRや保護猫活動をしているネコニチさんのもとへ、山の中で猫の声がすると連絡がありました。
駆けつけると、草むらの中に子猫が1匹、親や仲間の猫はいません。
ネコニチさんは病院へ直行。
獣医師さんの見立ては「生後2週間ほど」。
そして「台風の暴風で飛ばされたのではないか」とのことでした。
さっそく子猫用のミルクを用意するネコニチさん。
子猫ちゃんはとても元気。
おなかがすきすぎて、ミルクを口元にもっていっても大暴れでなかなか飲めません!
やっとお口に哺乳瓶が入りました!
ごくごくごく…
お腹がいっぱいになって、やっと落ち着いた子猫ちゃん。
ゴロゴロと喉を鳴らして、周囲を見渡します。
「あれ?お外じゃないよ?」と今気づいたかのよう。
固まった泥の汚れを落としてあげるネコニチさん。
小さな子猫ちゃん、暴風で飛ばされて、岩や地面に激突しなくてよかったですね。
ご飯の後は排泄です。
母猫がするようにトントンとおしりを刺激してあげます。
ちょっと恥ずかしいのか、お顔を隠しちゃいました!
子猫は頻回授乳。
かいがいしくお世話をするネコニチさん、次のミルクタイムがやってきました。
ケージによじ登って、大きくお口をあける子猫ちゃん。
待ちきれない気持ちを全身で表現します。
おうち猫のサビちゃんは「おチビちゃん、ちょっと落ち着きなよ…」と若干引き気味。
ドアを開けると弾丸のように飛び出してくる子猫ちゃん。
ミルクの香りに我を忘れています…!
ミルクの後はサビちゃんとお遊び。
トイレが自分でできるようになったら大きなケージにお引越しです。
この子猫ちゃんは「わんぱく君」というぴったりの仮名をもらい、しばらくの後に里親さんに引き取られていきました。
きっとモリモリ食べて、もう風で飛ばされたりしないどっしりした猫に成長していることでしょうね!