ある民家の裏庭で事件は発覚しました。ある日、小さな子猫が生き埋めにされているのが発見されたのです。
あまりのことに驚いた発見者さんは、とるものもとりあえず、行政の保護センターへ子猫を連れて行きました。センターの職員は言いました。「脊椎に大けがをしている。うちでは手に負えない。安楽死させるしか……」。

「すんでのところで助けてあげられたのに、安楽死だなんて」。ふたたびショックを受けた発見者さんは、つてをたどりました。そして、猫の保護活動をしているデイビッドさんに子猫を託したのです。「この子の名前は『ボン・ジョヴィ』だ。なんとか頼む」。デヴィッドさんは毎日、ボン・ジョヴィにご飯を食べさせ、首の添え木を調整し、包帯を交換するなどして、手厚い看護を続けました。

回復が進むにつれ、ボン・ジョヴィの本来の好奇心が顔を出し始めました。一番のお気に入りは、窓の外を飛ぶ鳥たちを眺めること。デヴィッドさんは、ボン・ジョヴィが少しでも楽しい時間を過ごせるよう、毎日一緒に窓辺へ行きました。この穏やかな時間が、体だけでなく傷ついた心も癒やしていったのかもしれません。

懸命な治療と手厚い看護を経て、ボン・ジョヴィはついに自分の足で歩けるまでに回復しました。そして、ついに素敵な「ずっとのおうち」を手に入れたのです。

「ボン・ジョヴィは最高のスターだ。今は猫の中でも最高の幸せな環境で、家族として暮らしているよ」とデヴィッドさん。何度も危機に瀕した命は今、穏やかで幸せな生活を満喫しています。





