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この命は私に託されたものだったのかもしれない…母猫に捨てられた野良の子猫を保護するまで

この命は私に託されたものだったのかもしれない…母猫に捨てられた野良の子猫を保護するまで

猫との出会いは、予期せぬもの。小ゆきさん宅にやってきたのは、野良の母猫と1匹の子猫。母猫は小ゆきさんに託すかのように我が子を残して、姿を消してしまいました。

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ある日、妊娠しているサビ柄の母猫と一緒に小ゆきさん宅に現れた子猫ちゃん。

月齢は、生後1ヶ月ほど。ご飯をあげると母猫と一緒に食べてくれましたが、人間への警戒心は強く、小ゆきさんの姿を見ると、すばやく逃亡。

野良の母猫はそんな我が子にお乳をあげ、大切に育児をしているように見えました。

しかし、数日後の朝、異変が…。小ゆきさんに対して警戒心満々だった子猫ちゃんが、なぜか自宅の窓際へ近づいてきたのです。

子猫ちゃんはなにかを訴えるかのように、激しく鳴いていました。

母猫はどうしたのだろう…。そう思い、あたりを見回すも母猫の姿はありません。小ゆきさん宅の猫ちゃんたちも、どこか寂しそうに見える子猫ちゃんを心配そうに見つめていました。

翌日も、子猫ちゃんはひとりで小ゆきさん宅へ。この日も、やはり母猫の姿はありませんでした。

母猫は出産のために、子猫を捨てたのかもしれない…。いや、もしかしたら、私はあの母猫からこの子を私に託されたのではないだろうか。

そう感じた小ゆきさんは毎日、子猫ちゃんにご飯をあげるようになりました。

子猫ちゃんはどうやら、小ゆきさんが所有している車の下やエンジンルームに入り、雨風をしのいでいたよう。小ゆきさんはご飯をあげながら、様子を見守ることにしました。

やがて、子猫ちゃんは窓越しに小ゆきさん宅の猫ちゃんに挨拶してくれるように。

その姿を見た小ゆきさんは、子猫ちゃんの保護を決意。警戒心を解くため、まずはおもちゃを使って、車の下で過ごしている子猫ちゃんと交流を図ることにしました。

近くには、段ボール箱で作った猫ハウスも設置。時間ができた時には話しかけ、ゆっくりと信頼関係を築いていきました。

こうした生活を2週間ほど続けたところ、子猫ちゃんは小ゆきさんに少し慣れ、声を聞きつけると姿を現すように。

そして、それから1週間ほど経ったある日。子猫ちゃんは、ついに車の下から出てくれ、おもちゃで遊んでくれました!

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そして、小ゆきさんが嬉しく思ったのは猫にとって弱点であるお腹を触らせてくれたこと。

十分な信頼関係が育めたと感じた小ゆきさんは、保護を決行。こうして、子猫ちゃんは厳しい環境にさらされる野良猫ではなく、安心できる環境で過ごせる家猫になったのです。

窓越しに交流を深めていた先住猫たちはきっと、新たに家族の仲間入りを果たした子猫ちゃんをかわいがってくれるはず。たくさんのお兄ちゃんやお姉ちゃんに囲まれながら、子猫ちゃんはこの先、たくさんの幸せを感じていくことでしょう。