猫好きにとって、元気いっぱいに走り回る猫の様子は愛おしさあふれるもの。しかし、世の中には歩くこともままならないケガを負っている野良猫も多く存在します。今回紹介するのは、深いケガを負っていながらも保護主さんの懸命なケアによってかけがえのない幸せを掴んだ猫の物語です。
スコッティと名付けられた保護猫ちゃんは、後ろ足がほとんどなく、小さな突起が二つだけ残っているという非常に厳しい状態でした。
お医者さんによると、状態が悪いほうの突起は骨が露出しているとのこと。もう少し体が大きくなって健康になるまで、その突起を切除するのは待つ必要がありました。
スコッティは保護主さん宅で元気に走り回るものの、階段に足をぶつけて痛がる様子を見せます。その様子をみて、「これじゃダメだ」と思った保護主さんは、手先が器用な祖母へ助けを求めることに。
保護主さんの祖母は、昔バレリーナをやっていた頃に知ったつま先を守る方法を活かして、底に滑り止めのゴムをつけた小さなブーツを作ってくれました。最初は慣れるまで苦労したものの、徐々にスコッティはブーツを履きながら生活することに慣れていったそう。
負けず嫌いのスコッティは、障害があっても何ひとつ立ち止まらない強さを見せます。先住猫たちがキャットタワーに登るのを見て、自分もすかさずチャレンジ。その前のめりの姿勢は、後ろ足がほとんどないハンディキャップをみじんも感じさせません。
日に日にキャットタワーへ高く登れるようになったスコッティ。病院でレントゲンを撮ったら、状態がいいほうの突起は、骨が完璧な形をしていることがわかりました。お医者さんから「ブーツは必要なさそうですね」と言われて安堵する保護主さん。元気に育ってよく遊ぶ子になったので、保護主さんは里親探しをスタートすることに。
たくさん応募が来た中で、モーゼスさんという男性から申し込みがありました。モーゼスさん宅にはスカウトというスコッティと同い年の子猫がいており、これならスコッティの遊び相手ができるとひと安心する保護主さん。
めでたくモーゼスさんに引き取られ、初めて出会った瞬間は開口一番に「なんてかわいいの」と声をかけられるスコッティ。スコッティは、優しい保護主の懸命なケアの末、自由に走り回れる足とステキな飼い主さんに出会えたのです。これからも、モーゼスさんとスカウトと幸せいっぱいの毎日を送ってね。





