ある日、南国・鹿児島では大雨が降っていました。
「ねこせん:こねこ保育園 CaT24」として個人で保護猫活動を行っている投稿主さんは、雨音の中でも子猫の鳴き声を聞き逃しませんでした。
必死の大きな鳴き声が聞こえてきたのです。
慌てて探してみると、いました!
小さくて痩せた子猫が車の下で鳴いています!
周囲に親猫やきょうだい猫はいません。
さっそく保護した子猫は、この雨でずぶぬれになっているだけではなく、ひどい猫風邪をひいていました。
目やにや鼻水、くしゃみなど、とてもしんどそうです。
「しばらくは安静にして…」と温かいケージを用意した投稿主さん。
子猫にはジュラと名付ました。
しかし、投稿主さんの思惑は大外れ。
ジュラくんは、猫風邪なんてなんのその、とっても陽気で落ち着きのない子猫だったのです!
まだ顔つきはしんどそうなのに、ふみふみ、ふみふみ。
トイレの中でもふみふみ。
ちょっとお顔がきれいになってきたら、ハンモックの中でさらにふみふみ…。
家猫としての生活に慣れてきても、落ち着きは生まれません。
つけてもらった首輪で遊ぼうと高速けりけり。
先輩猫たちにも果敢にプロレスを挑んでいきます。
猫パンチを繰り出したり、ひたすら「やんのかステップ」でまわりをウロチョロしたり。
先輩猫も「変な奴だな…」と困惑顔です。
そんなかわいいジュラくんですから、保護して1か月半で「ずっとのおうち」である里親さんとのご縁ができました。
嬉しいニュースを知ってか知らずか、今度は先輩猫のごはんを横取りするジュラくん。
相変わらず陽気でハイテンションです。
ジュラくんは保育園仲間と一緒に里親さんが決まったそう。
より安心して新生活を迎えられそうです。
ずっとのおうちの飼い主さんも、ジュラくんのコミカルな動きにニコニコが絶えない生活となりそうですね。