絶対に見捨てない！パイプの中から出られなくなった子猫のために、消防士さんたちが大がかりな救助活動を展開！

中国北西部の町、ある日町はずれに救急車に乗った消防隊がやってきました。
レスキューに来た相手は、人間ではなく、猫ちゃん。
パイプにはまって抜けなくなってしまっているところを発見されたというのです。
屈強な消防士さんたちが、猫ちゃんを囲んで真剣に相談しています。

うーむ、これは難事件の予感。
猫ちゃんはすっぽりはまってしまっています。

もうお手上げでしょうか。
それでも、小さな命を見捨てるわけにはいきません。

消防士さんたちは決断しました。
グラインダーでパイプを切断することにしたのです。
パイプが熱されて猫ちゃんがやけどしないよう、水を絶え間なくかけながら、慎重に作業を進めていきます。
大きな音と水に、猫ちゃんの恐怖心はマックスでしょう。
あとちょっとの我慢です、頑張って、猫ちゃん！

長いパイプを切断し、猫ちゃんを押し出します。
恐怖のあまり固まっている猫ちゃんの耳をたたみ、優しく後ろへと押し出すと…？
猫ちゃんの身体が出てきました！！
救出成功です！

地面に足がつくやいなや、猫ちゃんは猛然と走り去っていきました！
一大プロジェクト成功の喜びを分かち合う暇もなく、もちろん御礼を表現することもなく…ですが、恐怖の最中にいた猫ちゃんからしたら、一刻も早く逃げ出したいのは当たり前ですよね。
消防士さんたちもひと安心、といったところでしょうか。

「猫は液体」「どこでも出入りできる」というイメージの猫ですが、抜き差しならない状況に追い込まれることもあるようなので、狭いところで遊ぶときは気を付けてほしいものです。