炎天下で授乳する母猫…“健気な育児”に心打たれて「親子猫」を緊急保護

ある日、近所を散歩していた投稿者さんは炎天下の中で子育てする母猫を発見！母猫が子育て場所に選んだのは、なんと駐車場…。投稿者さんは命の危機を感じ、親子猫を共に保護しようと決意しました。

散歩中、投稿者さんが出会った長毛猫さんは痩せこけ、満足にご飯を得られていない様子でした。あたりからは、子猫の鳴き声も…。

気になり、翌日も長毛猫ちゃんの様子を見に行くと、近くには子猫の姿が！やはり、長毛猫ちゃんは母猫だったよう。

子猫を必死に守るため、近づいてきた投稿者さんに激しい威嚇を見せました。

この日は、外気温33℃を超える猛暑日。炎天下の中、危険な駐車場で必死に子育てをする長毛猫ちゃんを、投稿者さんは放っておけなくなりました。

そこで、1週間後、再度、親子猫たちが暮らす場所へ。近所の方いわく、猫ちゃんたちは野良猫であるそう。暑さをしのぐためか、子猫は駐車場に止まっている車の内部に入りこむこともあります。

もし、気づかれずに車のエンジンをかけてしまったら…。そんな想像が浮かび、投稿者さんの中で、親子を共に保護したいという気持ちはますます強まっていきました。

捕獲機を設置すると子猫は近づいてきてくれるものの、入り口が分からず、中に敷いているペットシーツをチョイチョイ。器用にペットシーツを持ち去って遊ぶ、無邪気な姿も見られました。

自ら捕獲機に入ってもらうのは、難しいかもしれない。そう判断した投稿者さんは、おやつを使いながら、子猫を素手で捕獲しました。

その後は母猫の捕獲にチャレンジ。警戒心が強いため、捕獲機2台置き作戦も決行します。
母猫はフードのにおいにつられて捕獲機に入ってはくれるものの、なかなか踏み台を踏んでくれず、扉が閉まりません。

それでも、投稿者さんは根気強く、保護成功の瞬間を待ちました。

長時間粘った結果、ついに母猫の捕獲は成功！保護後は、すぐ動物病院へ。母猫は衰弱がひどかったため、一晩入院することになりました。

一方、子猫は駆虫薬のみで済み、自宅へ。人馴れしておらず、威嚇はするものの、触らせてはくれます。炎天下の中、母猫が必死に守り続けてきた尊い命を前にし、投稿者さんは胸がいっぱいになりました。

親子は翌日、再会。警戒心が解けない2匹は身を寄せ合って、自己防衛します。投稿者さんはそんな2匹を優しく見つめながら、「これからは涼しいところで幸せに過ごして」と声をかけました。

過酷な状況下で頑張って生き抜いてきた、親子猫たち。これから、ゆっくりと緊張感を解いていき、飢えや暑さに耐えなくてもいい暮らしを送ってね。