この世には自分に似ている人が何人かいると言われていますが、そんな都市伝説は猫の世界にも通用するのかも…?そう思わせる動画を投稿した飼い主さんは、脱走した愛猫を連れ帰ったところ、そっくりな偽ニャンであったことを知り、驚愕しました。
シンバくんが脱走したのは、2020年9月のこと。飼い主さんはチラシを作り、朝から晩まで懸命に捜索しました。
すると、1週間後、似ている猫を保護したとの連絡が。尻尾が短いという特徴や家にやってきた時期などから、シンバくんであると判断。再会できたことに号泣し、家に連れて帰りました。
しかし、一緒に暮らし始めると、行動などに違和感を覚えるように。
あれ?シンバくんって、こんな子だったっけ…?そう疑問を感じながら日々を過ごしていると、ある日、シンバくんがご飯を食べにきているという連絡が。
そこは、自宅から1kmほど離れた場所。すぐさま向かうと、そこにいたのは間違いなく、愛猫のシンバくん!
捕獲を試みましたが、警戒心が強くなっており、触ると逃げてしまうため、その日は断念。
翌日、飼い主さんは同じ場所へ行き、雨に濡れたシンバくんを根気強く説得。なんとか捕獲し、動物病院へ連れていきました。
こうして、2匹のシンバくんと暮らすことになった、飼い主さん。
偽物のシンバくんは本物のシンバくんをガン見して、よりそっくりになろうとしていたり、ツーショットを披露して飼い主さんを惑わせたりと自由奔放。
飼い主さんはポテトという名前を贈りましたが、先のことを考えると、自分にお世話ができるのは今いる猫たちだけだと感じ、里親探し。
その結果、ポテトくんは仕事先の先輩宅に迎え入れられ、先住猫と仲良く暮らすこととなりました。
見事、シンバくんに成りきり、飼い主さん宅で伸び伸びとした生活を楽しんでいたポテトくん。新しいおうちでも、天真爛漫な姿を披露していることでしょうね。