この命が紡がれてよかった。そう思える動画を公開したのは、個人で保護活動をしている投稿者さん。
投稿者さんは交通量が多い道路のすぐ横にある工場の敷地内で生後数週間のサビ猫を保護。1週間、愛情を込めて育てました。
子猫がいるとの連絡を受けた日は、雨。
子猫ちゃんはどうやら、母猫に置いていかれてしまったようで、降りしきる雨の中、鳴きながら必死にSOSを求めていました。
投稿者さんは警察にも連絡をし、なんとか子猫ちゃんを保護。子猫ちゃんは1週間ほど投稿者さん宅で過ごし、その後、預かりさん宅で里親を待つこととなりました。
子猫ちゃんは、両手に収まるくらいの小ささ。投稿者さんは「おチビちゃん」と呼び、限られた時間の中で懸命に愛情を注ぐことにしました。
まず行ったのが、おチビちゃんの飢えや乾きを満たすこと。ご飯や水をあげると、おチビちゃんはしっかり補給。
お腹がいっぱいになった後は濡れた体をタオルで包み、水気を取りながら保温します。おくるみ姿のおチビちゃんは、かわいさ満点。飼い主さんはメロメロになりながら、スキンシップも楽しみました。
その後は、身体を綺麗にするため、シャンプー。ニャン生初のシャンプーのはずですが、おチビちゃんはお利口さん。
ドライヤー中は初めこそ警戒した表情だったものの、危険がないと分かったのか徐々に緊張がほぐれていき、やがて、投稿者さんの膝で毛づくろいしたり、まったりしたりするようになりました。
すっかり綺麗になったおチビちゃんは、再びケージの中へ。敷いてもらったもふもふのバスマットが気に入ったのか、かわいらしいふみふみ&ちゅぱちゅぱを披露します。
その後、投稿者さんが膝の上に乗せると、おチビちゃんは夢の世界へ。無防備で、胸キュンな寝顔を見せてくれました。
おチビちゃんは投稿者さんと生活する中で、初ちゅ~るや猫トイレでの初うんちも経験。1週間後、預かりさん宅へ行き、新しい家族との出会いを待ちわびています。
人なつっこくて、賢いおチビちゃんはきっと、優しく包み込んでくれる家族と出会え、新しいニャン生を歩み出すことでしょう。