ぽてこゆこめさん宅では、無邪気でかわいい三毛猫のうなぎちゃんが暮らしています。うなぎちゃん、実は保護猫。きょうだい猫と共に遺棄されていたところを救われ、命を紡ぐことができました。
2021年、11月、うなぎちゃんたちは段ボールに入れられ、廃業したお店の前に遺棄されていました。
5匹の子猫たちは優しい人に保護されて命を取り留めることができたものの、結膜炎を患い、お腹には寄生虫がいたそう。
そんな保護主さんの投稿を里親募集サイトで見た、ぽてこゆこめさんは連絡を取り、対面。うなぎちゃんをおうちに迎え入れました。
当時、生後1ヶ月ほどだったうなぎちゃんは、体重900gほど。性格は、とても大人しいように思えましたが、その第一印象は裏切られることに。
なんと、うなぎちゃんはケージから抜けだして部屋で遊んだり、ぽてこゆこめさんのベッドを占領したりと自由奔放。うなぎという名前は、ケージからうまくすりぬけるところから命名されました。
初日から大物っぷりを発揮した、うなぎちゃん。実はきょうだい猫の中でも、一番パワフルだったよう。とにかく毎日、楽しく走り回っては大騒ぎ。
お迎えから1週間後には、先住猫たちとご対面。威嚇も少なく、顔合わせは上手くいったように思えましたが、翌日、異変が。なんと、うなぎちゃんはまったくご飯を口にしなくなり、嘔吐を繰り返したのです。
動物病院に行くも、原因は不明。点滴をしてもらい、生命力を信じながら食べられるものを探すことになりましたが、猫用おやつの「ちゅ~る」にも興味を持たず。体重は800gにまで減ってしまいました。
衰弱していく姿を見て、飼い主さんは不安に。命を落としてほしくないと思い、強制給餌を行いました。
すると、数日後にはスープを飲んでくれるように。流動食も食べられるほど、体調は回復していきました。
そして、異変が起きてから1週間後。うなぎちゃんはすっかり元気に。これまで通り、無邪気な姿を見せてくれるようになったのです。
その後、うなぎちゃんは先住猫たちと徐々に交流を深めていき、猫社会を学習。1ヶ月後、無事に猫家族への仲間入りを果たしました。
うなぎちゃんは飼い主さんの丁寧なシャンプーのかいもあって、お風呂好きにゃんこに成長。入浴は、毎日のルーティンになりました。
1年記念日には「お祝い膳」を楽しんだ、うなぎちゃん。その成長や、コミカルな日常から今後も目が離せません。