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猫窃盗団 vs 運送会社社長!獣医師が出した荷物食い荒らし被害へのアンサーは「アメとムチ」

猫窃盗団 vs 運送会社社長!獣医師が出した荷物食い荒らし被害へのアンサーは「アメとムチ」

こちらは韓国。ある運送会社では、社長はじめ従業員一同が困り果てている事態がもちあがっていました。

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それは窃盗団が現れること。コンベアの上の荷物をボロボロにして、中身を盗んでいくのです。

窃盗団の正体は…猫です!メンバーは4匹。みんな栄養状態がよくまるまると太っています。スタッフは言います。「このりんご箱の中にはアンチョビが入っていたんだ。やられたよ」「ドッグフードが入っていた箱も破られた」。

リーダーはノランと呼ばれているブチ猫。ノランは、食べ物の匂いを嗅ぎ当てると、器用に爪と牙で箱を破ります。

ノランが破った箱を、子分3匹で分け合って食べます。素晴らしい役割分担ができているのです。

社長は頭を悩ませていました。破れた箱をお客さまに届けるわけにはいきません。賠償額は100万ウォンにのぼりました。監視カメラで猫窃盗団を見つけたら、走って行って追い返します。また、コンベアに酸味の強いレモン汁を吹きかけ、猫よけにチャレンジしたことも。しかし、いずれも効果はありませんでした。

困った社長は、猫行動学者で獣医師のキム・ミョンチョル先生を頼りました。動画を見て苦笑する先生。なにかいい案はあるでしょうか。

先生は言います。「アメとムチが必要です」。まず、配送センター内に、野生動物が嫌う大きな音が出るセンサー式の装置をたくさん設置しました。猫がやってきたら、フラッシュする光と大きな音が鳴ります。これにはリーダーのノランもびっくり。逃げていきました。

そして、配送センターから離れたところに、居心地のいい家をつくってあげました。おいしいキャットフードもおいておきます。窃盗団の猫たちは、おいしい食事を堪能し、家でくつろぐようになりました。

ミンチョル先生は社長に「しばらくしたら避妊・去勢手術をする」と約束してもらいました。猫窃盗団の被害がなくなってほっとした社長と従業員たち。「これからは会社の飼い猫として仲良くします」と笑顔です。

猫に来てほしくないところには強い仕掛けを設定し、そして猫たちが満足するだけの食べ物を用意する「アメとムチ」作戦は功を奏しました。猫のいたずらで困っている人は参考にしていみてくださいね。