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地域猫が姿を消した…原因は凶暴ボス猫の出現!捕獲したらまさかの結果&ハッピーエンドに

地域猫が姿を消した…原因は凶暴ボス猫の出現!捕獲したらまさかの結果&ハッピーエンドに

保護猫活動に力を入れ、その様子を発信している「ねこまるけ」さん。最近、ねこまるけのママは心を痛めていました。地域猫の様子に異変がおこっているのです。

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ねこまるけさんのおうちの車庫は、地域猫の餌場になっています。TNR(保護して避妊去勢手術をしてから一代限りの地域猫としてリリースすること)をして、様子をみている地域猫たちが、なにかに警戒している様子で、車庫に来ないのです。この地域猫ちゃんも、ママが呼んでも動きません。

地域猫の中でも小柄なこたろうくんは、窓やドアの前で助けを求めるように鳴いていました。勇気を出してねこまるけさんのおうちに入り、保護された様子は、この記事で紹介しています。

人間を怖がっていたこたろうくんが家に入るほど怖がっていたのはなんなのでしょうか。その答えは、監視カメラにうつっていました。大きなボス猫が車庫を縄張りにしようとやってきていたのです。

この日はキジトラの地域猫と車庫で鉢合わせ。大げんかに発展しました。びっくりしたねこまるけのパパが起きて電気をつけても、取っ組み合いは終わらなかったそう。このボス猫、凶暴です!

「なんとかしなくては」。ねこまるけのご夫婦は、まずはボス猫を保護しようと車庫に捕獲器を仕掛けました。すると案外あっさり捕獲器に入ったボス猫。ボス猫らしい大きなお顔とどっしりした貫禄に、ご夫婦はびっくりです。おじいちゃんのようで目を細めている様子に、パパが一言。「チャウチャウ犬みたいやな」。

さっそく去勢手術を予約しましたが、手術までの間、このボス猫が車庫にいたら、地域猫は誰も来られなくなってしまいます。そこで、知り合いの猫シェルターに相談し、預かってもらうことにしました。「おいら、悪い奴らに捕まってしもた」と思っているかのようなしょんぼり顔で、たくさんの猫が「ずっとのおうち」を待っているシェルターに向かったボス猫くんです。

そしてボス猫くんの手術の日、思いがけない知らせがねこまるけさんのおうちに飛び込んできました。なんと、ボス猫くんにはマイクロチップが入っていたそう。まさかの飼い猫だということが判明したのです!すぐに飼い主さんに連絡し、迎えに来てもらうことになりました。

飼い主さんは、完全室内飼いと去勢手術を約束してくれました。飼い主さんが来た途端「助けてくれ~!おいら拉致されてるんにゃ~!」と甘えた声で訴えたボス猫くん。飼い主さんにかわいがってもらっていた様子がうかがえました。

ボス猫くんに「もう脱走するんじゃないよ」と別れを告げたねこまるけのご夫婦。昨日のボス猫くんとのけんかでけがをしたキジトラの地域猫も保護することができ、車庫には再び平和が訪れたそう。ボス猫くんはもうおじいちゃん。けんかは引退して、完全な家猫として、ゆったりとした余生を過ごしてほしいですね。