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駅に現れたガリガリ子猫が“見習い社員”に――銚子電鉄で働く元保護猫の日常

駅に現れたガリガリ子猫が“見習い社員”に――銚子電鉄で働く元保護猫の日常

千葉・銚子市に本社がある銚子電鉄(銚子電気鉄道株式会社)は、千葉県銚子市を走るローカル私鉄。「銚電」の愛称で親しまれており、地域住民の重要な生活路線となっています。

そんな銚子電鉄で今、見習い社員として働いているのが元保護猫なかのさん(仮)。

見習い社員から社長への大出世を目指しつつ、日々、業務に励んでいます。

“駅の構内に現れた子猫”を駅係員が保護して…

2025年10月14日の早朝、なかのさん(仮)は突然、仲ノ町駅の構内に現れました。駅の係員によって保護されましたが、猫風邪の影響で目が開いておらず、ガリガリの状態。人間への警戒心もありました。

しかし、優しい人たちから適切なケアをしてもらったことで、徐々に人や駅に慣れていったそう。次第に、駅の事務所で過ごす時間が増えていきました。

そこで、体調管理やワクチン接種などの“試用期間”を経て、仲ノ町駅に携わる一員になることに。勤務日には仲ノ町駅の待合室で、職員の見守りや来訪者への癒し提供といった業務に励むようになりました。

推定年齢は、生後6〜7ヶ月くらい。構内の安全確認(主に床付近)もしてくれています。好奇心旺盛で、よく寝て、よく遊び、よく食べる子です。

特技は、パソコンのマウスを床に落とすことと資料の上で寝ること。保護当初とは打って変わって人懐っこく、初対面の方の前でも喉をゴロゴロ鳴らします。

遠方から会いに来てくださったお客様にも、ニャーニャーとお喋りしながらご挨拶しています。

体調管理が最優先!時短勤務で働く見習い社員の出勤事情

実はなかのさん(仮)、普段は地域おこし協力隊の方の家で過ごしています。出勤日は体調のコンディションや気分を考慮しているため、不定期。健康管理を最優先にしながら、土日を中心に1日2時間ほど仲ノ町駅で働いてくれています。

オフ日の様子

ただ、その人気はすさまじく、出勤日には遠方から会いに訪れる人もいるのだとか。銚子電鉄には「駅に猫がいるとは思わなかった」という驚きの声だけでなく、「駅長に任命されるまで末長く働いてほしい」や「グッズがほしい!」などの反響も寄せられました。

そこで、販売開始となったのが、なかのさん(仮)の写真が入った“硬券風名刺”。

販売開始後は、購入報告や通販を期待する声がSNSに溢れました。

お客様からは、『駅猫として有名になり、銚子電鉄にお客様が増えればいいね』とも、おっしゃっていただきました。銚子電鉄の招き猫となってくれればいいなと思っています。

将来は“社長”への大出世も…!?

見習い社員になって、まだ3ヶ月ほどのなかのさん(仮)しかし、その働きぶりは社内で高く評価されており、社長の口からは「1年後には社長にしたい」という驚きの言葉も出ているのだとか。

今後、なかのさん(仮)は駅長に就任するのか、はたまた異例の大出世で社長になるのか…。SNSを通じて、成長や昇進を温かく見守っていきたくなります。

銚子電鉄は人や街並み、動物や日常が一体となったローカル線です。電車に揺られ、駅で猫に出会い、港町の空気を感じて帰るという“余白のある旅”を楽しめるのが最大の魅力。みなさまのご来銚(らいちょう)をお待ちしております!

なかのさん(仮)の勤務日は随時、専用のSNSアカウントで公開中。近くへ足を運んだ際はなかのさん(仮)のかわいさに癒されつつ、自然豊かな電車旅も楽しんでみてください。