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ゴミ屋敷だった空き家を購入 保護猫たちのために”シェルター”を作ったバー店主の挑戦

ゴミ屋敷だった空き家を購入 保護猫たちのために”シェルター”を作ったバー店主の挑戦

静岡・熱海市にある「Muddy Cat」は、4匹の保護猫たちに“会えるかもしれない”バー。オーナーさんは2025年春から本格的に猫の保護活動に取り組み始め、2026年4月に「保護猫シェルター 泥猫倶楽部」をスタートしました。

泥猫シェルター 泥猫倶楽部

シェルターでは現在(取材時)、5匹の猫たちが里親との出会いを心待ちにしています。

空き家をリフォームして“保護猫シェルター”に

当初は、自宅で保護猫たちのお世話をしていたオーナーさん。「手狭になってきた…」と感じていた時に、ちょうど近所の空き家が売りに出ており、思い切って購入。「泥猫シェルター 泥猫倶楽部」を開設しました。

泥猫シェルター 泥猫倶楽部

Muddy Catは直訳すると、泥猫。外で泥だらけで生きている猫ちゃんはみんな、泥猫倶楽部のメンバーだと思っています。

購入した空き家は、ボロボロでゴミ屋敷状態。オーナーさんは、ゴミの撤去とリフォームに追われました。

泥猫シェルター 泥猫倶楽部

リフォームは、Muddy Catの常連さんたちも手伝ってくださいました。

大工さんに頼み、シェルター内にはキャットウォークも設置。猫たちが快適な環境で過ごしながら、里親との出会いを待てるように工夫しました。



心から消えない“救えなかった命”への後悔

オープン後に寄せられたのは、多くの人たちからの「応援してます」の声。やる以上は責任を持って、しっかりやり遂げたい。周囲の反響を受け、オーナーさんは改めて、気が引き締まりました。

泥猫シェルター 泥猫倶楽部

シェルターに来る猫たちは、近所の人からの相談などで保護した子たち。捕獲は、動物保護団体の協力を得ながら行っています。

これまで、数多くの保護現場に立ち会ってきたオーナーさん。その中でも心に残っているのは、救うことができなかった命です。ある日、オーナーさんは野良の親子猫を保護しようと奮闘。しかし、途中で子猫2匹が行方不明に…。

保護 親子猫

保護できた親子猫

結局、ママと残った子猫1匹しか保護できませんでした。心残りでしたし、外での子育ては過酷で、生まれても生き延びられる子は少ないのだと実感しました。

熱海に野良猫がいなくなる未来を願って

そうした悲しい事例をなくしていきたい。そんな想いも抱きつつ、オーナーさんは日々、小さな命と向き合っています。

泥猫シェルター 泥猫倶楽部

シェルターで伸び伸びと暮らす猫たちの様子は、SNSで話題になることも。今年の5月、世の猫好きさんを笑顔にしたのは、キャットウォークを独自の使い方で楽しむ猫ちゃんの姿。

泥猫シェルター 泥猫倶楽部

まるで忍者のようなすごい身体能力に、驚きの声が寄せられました。また、シェルターには、くつろぎ方の癖が強すぎる猫ちゃんもいるよう。

泥猫シェルター 泥猫倶楽部

「本当にリラックスできてるの…?」と突っ込みたくなる“バンザイ寝”は、シェルター内の暮らしが安全で心地よいからこそ見られるポーズです。

シェルター開設後に里親さんが決まったのは1匹ですが、それ以前に自宅で保護していた猫たちは20匹ほど新しい家族のもとへ送り出すことができました。

そう話すオーナーさんの目標は、熱海から野良猫や地域猫がいなくなること。そのために、1匹でも多くの猫が安心できる家に迎えられるよう、これからも保護活動に力を注いでいきます。

泥猫シェルター 泥猫倶楽部

小さな命が安心して暮らせる社会を築こうとするオーナーさん。尊いその挑戦を、温かく見守りながら応援したいものです。