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「目を閉じられないのに、目薬はいらない」2つの病気を抱える猫 預かり主が知った“不思議な体の仕組み”

「目を閉じられないのに、目薬はいらない」2つの病気を抱える猫 預かり主が知った“不思議な体の仕組み”

障害や希少難病を持つ猫は、里親探しが難航してしまうものです。ハービーくんも、そんな試練を抱えたひとりでした。「両側顔面神経麻痺」や「小脳低形成症」を患っており、現在は預かり主さんの家で暮らしています。しかし、日常ではハンディキャップを感じさせない元気さを見せてくれています。

2つの病を抱えて――運命的に出会った預かり主さんとの暮らし

両側顔面神経麻痺は、顔の左右両方の筋肉や器官を動かす神経が障害されて、目や口などが同時に動かなくなる病気。猫の発症は、稀だとされています。

預かり主さんは地元の動物保護施設を通じてハービーくんと出会い、一時的に預かることになりました。ハービーくんは小脳が生まれつき十分に発達しなかったことで、歩行時のふらつきや震えなどの症状が起きる「小脳低形成症」も患っています。

しかし、一般的な猫と同じで遊ぶのは大好き。おもちゃを見せると興味を示してくれます。



「目薬は必要なし」預かり主さんも驚いた体を守る機能の発達

約1週間、ハービーくんを預かった預かり主さんはその後、一時預かりを継続。里親を探しながら、ハービーくんと暮らすことにしました。

一緒に暮らす中で知ったのは、ハービーくんの驚くべき特性です。ハービーくんは、両側顔面神経麻痺によって、一般的な猫ちゃんのように目を閉じることができません。

しかし、内側にあるまぶた(瞬膜)が働き、寝ている時には目が覆われるのです。内側のまぶたは起きている時にも機能してくれ、目薬を必要としません。

おおらかな性格で、他の動物たちに寄り添いにいくこともあるというハービーくん。大好きなのは、預かり主さんの膝でくつろぐことです。

日常の中では「クークー」など特徴的な鳴き声を発し、預かり主さんを笑顔にしているのだとか。

預かり主さんは成長を見守りながら、今後もハービーくんの里親活動を継続していく予定。ありのままのハービーくんを温かく迎え入れてくれる人との出会いが早く訪れますように。