スコティッシュフォールドのぽこ太郎くんは困っていました。とってもお腹がすいているのです。そろそろごはんの時間…、しかし困ったことにママはぐっすりお昼寝中なのです。
しかしぽこ太郎くんはめげません。必殺技をもっているのです。それはドアどんどん攻撃。ドアをおててで揺らして、どんどんと音をたてます。「これでママはきっと起きてくれるはず」。ママの様子を見ながら、せっせとガタガタ音を鳴らします。
ところが、ママは爆睡中。顔をしかめただけで、起きる気配がありません。「起きないじゃん」。作戦を練り直すために、ママの足元で丸まったぽこ太郎くんです。
「おなかすいたよ~」。ちょっと腹が立ってきたぽこ太郎くん。目の前にはママの足。…ガブっ。ぽこ太郎くん、少し噛んでみました。
びっくりして起きるママ。「噛んだ?」と聞かれて黙秘するぽこ太郎くんです。そんなやりとりをしているうちに…ママはまた眠りの世界へ。でもぽこ太郎くんには成功事例があります。もう一度、ガブっ。「痛っ!!」ママ、今度は飛び起きます!
「痛いよ~」と文句を言いながらも、申し訳なさそうなぽこ太郎くんを見て、笑ってなでなでしてあげるママ。「そっか、ごはんの時間だね」。気づいてくれました!
ごはんを取りだすママに、ルンルンとついていくぽこ太郎くん。目的達成です。これから成功事例としてインプットされてしまいそうですが、甘噛みにしておいてあげてね、ぽこ太郎くん。