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亡き愛猫のフードを寄付しに、保護猫カフェへ…待っていた“運命の出会い”に涙

亡き愛猫のフードを寄付しに、保護猫カフェへ…待っていた“運命の出会い”に涙

まるで、亡き先代猫が紡いでくれたような縁…。そう思える実体験を描いたのは、漫画家の天真夜(てんまよ)さん。

天真夜さんは先代猫が亡くなった後、手元に残ったフードや猫用ミルクを寄付しようと、保護猫カフェへ。そこで待っていたのは、1匹の老猫との運命的な出会い。

貴重な出会いを得た、天真夜さん。亡きどんぐりさんとの思い出や帝釈天ちゃんとの”その後”を伺いました。



10歳で迎えた先代猫と過ごした“かけがえのない時間”

2020年、天真夜さんは里親募集サイトで先代猫どんぐりさんと出会いました。当時、どんぐりさんは10歳。お迎え当初は警戒し、部屋の隅へ。ご飯も食べてくれませんでした。

お迎えから数日後には結膜炎と診断され、動物病院で目薬を処方してもらった

しかし、しばらく経つと、物陰から出てきて、じっと天真夜さんを見つめるように。手を伸ばすと撫でさせてくれ、心地よさそうな表情を見せてくれました。

13歳の誕生日

それからは甘えん坊になって、ご飯も食べるようになり、とても驚きました。

家慣れ後は、来客もほぼ警戒しない肝がすわった猫に。好きなのは、新しいものとおやつ。キッチンに立つたび、おやつを貰おうと駆け寄ってくる姿を見て、天真夜さんは笑顔になりました。

先代猫を亡くした後に保護猫カフェで”運命的な出会い“が!

どんぐりさんが亡くなったのは、2025年11月のこと。手のほどこしようがない肺がんと闘い、15歳で天国へ旅立ちました。

自宅には同居猫のシロさんがいたこともあり、天真夜さんはすぐに新しい猫を迎えようとは思っていませんでした。

しかし、どんぐりさん用のフードや猫用ミルクなどを保護猫カフェへ譲りに行った時、運命的な出会いが…。亡きどんぐりさんと同じ年齢の老猫がいたのです。

どんくりさんの姿が重なった天真夜さんは、穏やかな暮らしをさせてあげたいと思い、お迎えを決意しました。

名前は、厄除けや病気平癒などのご利益がある神様から取り、「帝釈天」に決定。帝釈天ちゃんは目が見えず、耳はほとんど聞こえません。

そこで、天真夜さんは猫用ベッドやトイレ、フードボウル、爪とぎなどを足の届きやすい場所に設置。目が見えないことが生活のしづらさに繋がらないよう、配慮しました。

今のところ、快適そうにしてくれています。目ヤニが多いので、濡らしたコットンで顔を拭くのですが、クッションに顔を埋め、ささやかな抵抗をするのでかわいいです。

帝釈天との出会いは自分にとって“必要なこと”だった

実は天真夜さんが帝釈天さんのお迎えエピソードを漫画で描いたのは、フォロワーさんに経緯を説明したいという思いがあったからでした。

どんぐりが亡くなってから日が浅く、帝釈天は複雑な事情を抱えていることが明らかだったので、伝わりやすい漫画という形で、お迎えの理由や経緯をきちんと説明したかったんです。

もともと、猫エッセイ漫画を描きたい気持ちはあったという天真夜さん。今後も描きたい出来事などがあれば、帝釈天ちゃんとの日常を漫画で伝えたいと意欲を燃やします。

老猫やハンデのある子をお迎えるのは簡単なことではありませんが、彼らが過ごしやすい生活環境を整えてあげれば、お迎えは不可能ではないと感じます。

人は必要な時に必要な人と出会う。私たちの出会いも、きっとそういうことだった――。そう話す天真夜さんが帝釈天ちゃんと絆を深めていく様子を、今後も温かく見守っていきたいものです。