愛しい飼い猫の抜け落ちたヒゲを目にすると、大切にとっておきたくなるもの。しかし、いざ保管しようとすると、どんな場所にしまおうか悩んでしまうことも…。そんな悩みをかわいいアイテムで解決したのが、けだま製作所さん。視覚的にも楽しくヒゲを保管できる、針山ならぬ「髭山」を生み出しました!
猫飼いの皆様。
抜け落ちた猫のヒゲ、どうしてますか?
猫のヒゲは縁起物と云われ、ヨーロッパでは恋愛運、日本では金運に良いとされているのだとか。
捨てずに集めている方いらっしゃいますよね。針山ならぬ「髭山」を作りました。
こちらは3/1の#ニャンズマーケット より販売致します。#猫の日 pic.twitter.com/6fmAFNzyx5
— けだま製作所 (@kedamafarm) February 22, 2020
「髭山」は、けだま製作所さんが1年以上前から作りたいと思っていた作品。自身も猫飼いであり、時々落ちているヒゲが何となく捨てられず、ぬいぐるみなど適当なものに刺していたのだそう。
そんな時、手がけていた羊毛の作品の中で徐々に猫柄が増えていったことから、「もしかしたら、これで作れるのでは?」と思いつき、試しにヒゲを刺してみることに。すると、簡単に刺せ、しっかりヒゲを支えてくれることを発見し、「髭山」を生み出しました。
制作過程では猫のイメージに合うよう、全体のフォルムをコロンさせたり、器の形状や針を刺す部分の切り揃え方にこだわりを盛りこんだのだそう。木の器は木工作家さんに相談し、ひとつひとつ手磨きで作ってもらっています。
そして、「Flat type」と「Egg type」の2種類を設けている裏にはけだま製作所さんならではの気遣いがありました。
器の制作をお願いしている木工作家さんに相談し、多種ある形の中からこの2種に絞りました。理由は、自分が飽きてしまわないようにというのもありましたが、お客様が好みで選べる楽しさがあったらいいなと考えたからです。
今後は「Flat type」を「髭山」の定番の形として多め展開しつつ、「Egg type」も変わらず制作していくとのこと。選べる楽しみが豊富だからこそ、「髭山」は多くの猫好きさんのハートを掴んだのかもしれません。
現在、「髭山」はクロ、キジトラ、サビなど全13種類のラインナップとなっていますが、最初は5種展開だったそう。しかし、対面販売時に猫を飼っているお客さんと話す中で比較的よく飼われている柄を知ったり、作りたいと思う柄が浮かんできたりし、バリエーションが増えていったのだとか。
制作中は、何を何個作るというメモを見ているのですが、サバトラとサバシロを間違えることも…。種類が増えることで柄の管理が複雑になってきて、時折「この柄は何柄っていうんだっけ…」と考えてしまう瞬間があったりします(笑)
ちなみに、13種類の猫柄のうち一番人気となっているのは、ミケネコ。
次いで茶シロ、サバトラも注文が多く、購入者からは喜びの声が続々と寄せられています。
愛猫のヒゲを何となく捨てられずにいる方は、やはり多いようです。特に決まった置き場所がなくて困っていた方々が「こんなアイテムが欲しかった!」と共感して下さいます。私もそう思っていたひとりですので、喜んで頂けるのがとても嬉しい。たくさんヒゲを集めている方や多頭飼いの方用に、もう少し大きめの「髭山」も作れたらと検討中です。
けだま製作所さんのもとには現在、欲しい猫柄のリクエストが殺到中。商品化は未定ですが、今後はアビシニアンやブチ系、ヒマラヤンなども制作したいと意欲を燃やしていました。
現在、商品化となっているハチワレも、もともと無かった柄。Twitterでみなさんが飼っている猫さんの写真を載せて知らせていただいた時、ハチワレ率が意外にも高かったので急遽作った新柄なんです。
そう明かしてくれたけだま製作所さんは購入してくれた方のツイートを見て、髭の刺し方に飼い主さんの個性が現れることを発見したり、猫とヒゲの刺さった「髭山」とのツーショットに癒されたりしているのだとか。
たとえ猫を飼っていなくても視覚的に癒される「髭山」は、針山やインテリアとしても大活躍してくれます。気になる方は、HPから愛くるしい作品の数々をチェックしてみてください。