企画

縛られたゴミ袋の中で瀕死寸前…命の危機を脱して「ねこ専務」になったダイゴロウくん

東京都千代田区にある株式会社ソノリテには、ニャンともかわいい「ねこ専務」が。それが、保護猫のダイゴロウくん。

ダイゴロウくんはあまりにも胸が痛む方法で遺棄されたところを救われ、株式会社ソノリテにやってきました。

翌日は燃えるゴミの日!レジ袋に入れられて遺棄された子猫を見つけて

ダイゴロウくんを発見したのは、株式会社ソノリテに勤務していた元社員さん。

帰宅中、とあるゴミ捨て場から物音を耳にした元社員さんは固く縛られたレジ袋がかすかに動いていることに気がつきました。

もしかしたら…と思い、袋を破ると中から出てきたのは片手に収まるほどの子猫。

保護当時の様子

子猫は目ヤニで視界が遮られ、ぐったりしていました。翌日は、燃えるゴミの日。出会いが少し遅ければ、子猫は命を失っていました。

元社員さんは近隣の方と協力し、ダイゴロウくんを保護。一緒に動物病院へ行き、治療や予防接種などの必要な処置を終えた後、子猫は里親が見つかるまで、複数の猫と暮らしている近所の方宅で過ごすことになりました。

ところが、里親探しは難航。不安と焦りが募った時、思わぬ助けが。勤務先の社長・齋藤さんの「会社で飼おうか」という一言で、子猫は「専務取締役」として会社に迎えられることととなったのです。

名前は、頭の部分にだけある黒い模様がちょんまげのように見えることから、時代劇の「子連れ狼」に登場する“ダイゴロウ”を拝借。

社長いわく、自分が厳しいから、猫が社員を癒してくれるんじゃないかと考え、そういう役割分担でいこうなと相談し、専務になってもらったそうです(笑)

こうして、「ねこ専務」となったダイゴロウくんは会社の広報や福利厚生(メンタルケア)を担当するように。

お客さんに挨拶し、会話のきっかけを作ったり、他企業の公式アカウントとのコラボキャンペーンを開催して、社員のおやつをゲットしたりするなど、ダイゴロウくんにしかできない業務を任せられています。

おめかしをした、若き頃の1枚

普段、交流の少ない社員同士が彼の話題で会話するので、社員交流の役割も担っています。実は三代目専務秘書の私は、彼のネット記事を見たことが入社のきっかけ。人事も担当していると言えるのかもしれません(笑)

スポンサーリンク



ご飯と社長ラブなダイゴロウくんの1日

ダイゴロウくんの1日はある程度ルーティン化しており、出社後はフードを食べて、窓際のベッドでお昼寝。

その後、再びフードをつまむかおやつを食べ、社員と交流を図り、役員室の段ボールかキャットタワーでスヤスヤ。

キャットタワーは「専務タワー」と呼ばれている

起床後は、またフードを食べ、社長や社員とスキンシップを取った後、残っているフードを完食し、帰宅するのだとか。

彼はキャリーバッグに入り、社長が運転する自転車で出退勤しています。キャリーバッグには企業公式アカウント仲間さんからいただいた肉球の反射材シートを貼り、安全な通勤になるよう、配慮しています。

退勤後や休日は、ねこ専務から社長宅の飼い猫に。

弊社では在宅勤務制度を導入しているので、雨の日に濡れて風邪をひかないよう、専務自ら制度を利用していただいています(笑)

子猫の頃から専務に就任しているため、ダイゴロウくんは社内でコードを噛んだり、物を落としたりすることはないのだそう。

ただ、足元にこっそり鎮座していることがあるため、社員みな椅子をぶつけないように注意しているのだとか。

彼が出入り可能なエリアには、猫の健康を害するものは置かないようにしています。猫アレルギー対策としては、彼が出入りできないエリアを設けていますね。

今年で8歳となるダイゴロウくんは寝ていることが多くなったものの、不満があるとしょっぱい顔で抗議したり、甘噛みならぬ“強噛み”で意思表示をしたりと、まだまだ元気いっぱい。

あまり大きな声では言えませんが、ドッコドッコと足音を立てて遊ぶので、私はダイゴロウのDは鈍くさいのDと言っています(笑)

時には、社員のノートパソコンや社長の椅子に座り、“ニャンサムウェア”。

以前、複合機の上で寝ており、びっくりしました。現在、複合機は彼が出入りできないエリアに設置しています。

そんな自由気ままなダイゴロウくんは居場所を与えてくれたことを理解しているのか、社長が大好き。ただ、社長は同性であるダイゴロウくんに甘えられることに、ちょっぴり葛藤があるのだそう(笑)

私に「ぅるぁ!」と捨て台詞を吐いて去っていった後、大好きな社長に「うにゃ~ん」と甘える声が役員室から聞こえてきた時には、露骨すぎじゃないかと思いました(笑)

自社を知ってもらい、固いイメージのあるIT業界の緩和剤になってほしい。そして、猫のかわいさをお披露目したい。そんな思いからスタートした、ダイゴロウくんの日常配信は今年で7年目。

日々、爪切りの攻防戦も繰り広げられている

人知れず、ひっそりと命を落としていたかもしれなかった1匹の猫は自社の社員やSNS越しの猫好きさんに笑顔と癒しを与える存在となりました。

私はもともと大の猫好きということもあり、お世話がいい気分転換になっています。他の社員も仕事に行き詰った時などは癒しと活力をもらいに、専務を撫でにくるんです。

仕事や勉強、家事、育児など日々、奮闘する人に癒しのおすそ分けをしたい。そして、少しでも多くの保護猫が幸せなニャン生を送るきっかけになれますように…。

そんな願いも込められたダイゴロウくんの専務奮闘記には、小さな命に思いを馳せる人たちの優しさも詰め込まれています。