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「命はもって2~3日」お弁当屋で瀕死寸前のハチワレ猫と出会って…

「命はもって2~3日」お弁当屋で瀕死寸前のハチワレ猫と出会って…

満身創痍のビフォーから、キラキラおめめのアフターになったととちゃんは、現在推定3歳。

飼い主にゃんこまんまさんの手厚いケアと愛情により命を紡ぐことができ、日々、たくさんのわくわくを噛みしめています。今回は、ととちゃんの奮闘記を紹介。にゃんこまんまさんに2人の「これまで」を語っていただきました。

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記録的大寒波の前日にお弁当屋さんで出会ったハチワレ猫

翌日に記録的大寒波が来ると報じられていた、2017年12月7日。にゃんこまんまさんはその日、たまたまお弁当作りをサボり、会社の近くにあるお弁当屋さんへ。そこで出会ったのが、衰弱していたととちゃんでした。

娘さんがぜんそくで息子さんは重度のアレルギー、加えて旦那さんが猫アレルギーであったため、にゃんこまんまさんは子猫を前に保護を悩んだそう。しかし、腕の中に抱いたととちゃんから「生きてやる」という声が聞こえたような気がし、家に連れ帰ることを決意しました。

病院へ連れて行くと、獣医師からは「病気の巣窟。もって2〜3日。生きるか死ぬかは半々」と言われました。

いつ死んでもおかしくない状態のととちゃんに、にゃんこまんまさんは病院でもらった抗生剤や目薬、駆虫薬を投与。ノミ取り、耳ダニ取りなども行いました。

たとえ数日の命だったとしても、もう二度とひとりぼっちにはしたくない…。そう思ったため、常に抱っこして生活するように。

抱きながら仕事し、夜はお布団に座ったまま、縦抱きしながら寝ました。呼吸しているか、夜中に何度も確認しました。

こうした手厚いケアにより、ととちゃんの体調は徐々に回復。

お腹にいた寄生虫も無事、体外に排出され、命の危機から脱することができました。

この出来事をにゃんこまんまさんは漫画化し、Twitterに投稿。

命が紡がれた経緯や心温まる猫愛に、多くの人が感涙しました。

ちなみに、保護場所となったお弁当屋さんにとは今でも交流があり、時々お弁当を買いに行き、ととちゃんの近況を報告しているのだそう。

お弁当を大盛りにしてくださったり、フルトッピングをつけてくださったりします(笑)

そう語るにゃんこまんまさんは、すっかり元気になったととちゃんの無邪気さに日々、目を細めています。

弱かった子猫が「障子リフォームの匠」に

保護して以来、ととちゃんの中でルーティンとなっているのは、にゃんこまんまさんと一緒に眠ること。他の家族とは決して寝ず、毎晩、一緒の布団に入っては必ず喉をゴロゴロと鳴らし、腕をふみふみしてくれるのだとか。

甘えん坊に育ったととちゃんには、もうひとつ大好きなことが。それは、障子リフォームに熱中すること。日々、匠にしかできない独創的なリメイクを家族に提案し続けています。

時には愛くるしいジャンプをし、夢中で作業。

最近では、どこでもドアの製作にも意欲を燃やしていたようです。

こうしたイタズラも、にゃんこまんまさんにとっては愛猫がすくすくと成長した証。甘えん坊でお転婆なととちゃんの一挙一動につい、にっこりしてしまいます。

あの日、にゃんこまんまさんの耳に飛び込んできた「生きてやる」は、ととちゃんが発した魂の叫びだったはず。まだまだ長いニャン生、この先もととちゃんにはより多くの幸福が降り注ぎそうです。