「我々は足跡からTさんの住むアパートを突き止めた…」
社会の闇を深掘るドキュメンタリー風の緊迫感のあるナレーションから始まる動画。
それにしても、「足跡」とは…?
そう、今回語られるのは猫ちゃんの「薬物依存」…!
部屋をノックすると「ニャーン」と返事が。
匿名と音声を変えることを条件に、出演に同意したのは、7歳のTさんです。
カメラが来ても、ふてぶてしい表情…!
Tさんが使用している薬物は、「通称M」。
粉末状に砕いて楽しむのだそう…。
取材スタッフが尋ねます。
「薬物の使用に罪悪感はないのですか?」
もうMの虜になっているTさんの良心にはひびきません。
薬物による極度の対人恐怖症から周囲の人を甘噛みしたり…
薬物Mのはいった袋に身体をこすりつけたり…
そんなすさんだ暮らしの中でも、ふとTさんが見せる純粋な涙。
それは、昔に戻りたいという想いです。
時がたち、過剰摂取でかつぎこまれた病院のベッドの上で改心したTさんは、施設に入り、薬物から距離をおいています。
もう一度、家族と暮らしたい…!
肌身離さずもっている家族写真を心の支えに、社会復帰を目指しています…。
とまあ、こんな調子で、やたらと完成度が高すぎて、どこからつっこめばよいのかわからないドキュメンタリー。
Tさん役で出演したのは、ちょっと凶暴だけどかわいらしい女の子「てんちゃん」です。
以前にも「ねこナビ」に、触られすぎると嫌な猫ちゃんとして登場してくれました。
薬物中毒らしさを出していたうろんな表情は「またうちの飼い主さんが変なことしてる…」とでも思っていたのでしょうか。
薬物として紹介された「M」は、もちろん「MATATABI(またたび)」。
てんちゃん、ご機嫌のところをたくさん激写されてしまいました!
コメント欄はもちろん大盛り上がり。
「『我々が取材に来てもお構いなし。お茶も出さない』に爆笑。猫だし!」「『猫にドラッグを使う!?』とマジで焦ったが、マタタビで腹抱えて笑った」「編集がうますぎるし、猫ちゃんの顔芸が最高」などと、熱いコメントがたくさん寄せられました。
遊び心溢れる飼い主さんに、薬物依存役にされてしまったてんちゃん。
飼い主さん、次は「警察24時」風でも企んでいるのかもしれません…!