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「一緒にいるのが苦痛」だと言われて…息子へのプレゼントとして購入された猫が”人の温もり”を知るまで

「一緒にいるのが苦痛」だと言われて…息子へのプレゼントとして購入された猫が”人の温もり”を知るまで

動物の命を迎えるには、覚悟は必要。しかし、中には思わぬ理由から動物を迎え、身勝手な遺棄をする人もいます。保護活動をしている投稿者さんはある日、10年連れ添ったシニア猫を引き取ってほしいという連絡を受け、その理由に驚愕しました。

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元飼い主であるお母さんは、「息子が楽しくなさそうだったから」という理由でペットショップにて、ラコちゃんを購入。その後、成長した息子さんが結婚し、実家を出ることになると、お母さんは10年間、一緒に暮らしてきたラコちゃんの存在を苦痛に思うようになりました。

お母さんにとって、ラコちゃんは愛猫ではなく、「息子のプレゼント」というだけの存在だったよう。役目を終えたラコちゃんは見捨てられ、保護活動をしている投稿者さんのもとへ引き取られることになりました。

保護施設で投稿者さんたちは「かわいい」の言葉を浴びせ、ラコちゃんを歓迎。しかし、ラコちゃんは新しい環境に警戒し、キャリーバッグの中にこもります。

少しでもリラックスしてもらおうと、ボランティアさんは猫用おやつ「ちゅ~る」を差し出して様子見。ところが、ラコちゃんは食べようとせず、周囲を見回し、ソワソワ。知らない環境に連れてこられたストレスからか、ボランティアさんに威嚇や攻撃もしました。

新しい環境に慣れるまで、ラコちゃんはしばらくケージで過ごすことに。投稿者さんは「苦痛」と言われた過去を払しょくして、楽しいの最上を味わってほしいとの思いから、名前を「楽天」ちゃんに変更しました。

こうして、ラコちゃん改め、楽天ちゃんはありのままの自分を愛してくれる投稿者さんたちのもとで、人の温かさを学び始めました。

ただ、施設にきてからの楽天ちゃんは下痢や嘔吐を繰り返し、体調が優れず。顔周りは撫でさせてくれますが、体は触られ慣れていないようで威嚇をします。

楽天ちゃんが嬉しそうなのは、ご飯の時だけ。今まで、どんなニャン生を送ってきたのかを想像すると胸が苦しくなります。

ケージの中に置かれた、ふかふかのベッドでふみふみをする楽天ちゃん。本当は甘えたい気持ちがあるのに、それをどう表現したらいいのか分からないのかもしれません。

そんな楽天ちゃんに、ボランティアさんは毎日スキンシップをし、愛情を注ぎ続けています。悲しい言葉で、存在を拒絶された楽天ちゃん。もう二度と、心が傷つく言葉を耳にしなくてもいいニャン生を送ってほしいものです。