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母親に育児放棄された138gの子猫を保護!お豆サイズから成長した保護猫おまめちゃん

母親に育児放棄された138gの子猫を保護!お豆サイズから成長した保護猫おまめちゃん

わずか138gの小さな命を守りたい――。キジトラのおまめちゃんは、そんな優しい思いから、命が紡がれた子。

母猫に育児放棄されたおまめちゃんは第2の家族と出会い、溺愛される日々を送っています。

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実家の倉庫で育児放棄された子猫を保護

出会いは、2022年7月末。マルリさんは両親から、近所の野良猫が家の倉庫で出産ことを聞きました。

子猫を見に行きたい。そんな衝動に駆られたものの、人が近づくことで子猫に何か影響があってはいけないと考え、思いとどまりました。

それから2週間後、家族や親戚と集まる機会があり、マルリさんは実家へ。日も経っているし、さすがに親子猫たちはいなくなっているだろうと思っていましたが、実家で談笑している最中、どこからか子猫の鳴き声が…。

母親いわく、子猫はまだおり、1~2日前くらいから母猫の姿は見ていないとのこと。状況が気になり、倉庫へ向かうと、小さくやせ細った1匹の子猫がいました。

マルリさんは人間の匂いがつかないよう、手袋をはめて荷物と荷物の隙間にいた子猫を救出。

母猫は隙間に戻れず、この子を連れていけなかったのだろうか。それとも1匹だけ成長が遅くて、置いていかれてしまったのかなと思いました。

そこで、母猫が連れていきやすそうな場所に段ボールを置き、子猫を入れて様子見。しかし、どれだけ子猫が鳴いても、母猫は戻ってきませんでした。

このままでは、死んでしまう。そう感じたマルリさんは急いで、近所のドラッグストアへ。子猫用のミルクと食べやすそうなペースト状のウェットフードを購入し、再び子猫のもとへ向かいました。

子猫が発するミャーミャーという鳴き声が「さみしいよ」「おなか減ったよ」「もっと生きたいよ」に聞こえたマルリさんは居ても立っても居られなくなり、お皿からミルクをあげることに。

しかし、子猫は飲み方が分からず、こぼしてしまったため、マルリさんは素手で抱きかかえ、指につけたミルクを口元へ。

すると、最初は怪訝そうにしていたものの、ひと舐めした後、ミルクがついた指を甘噛み。

もう歯が生えているんだなと思いました。素手で抱き上げ、ミルクを与えた時には我が家に連れ帰り、命を繋ごうという気持ちになっていましたね。

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「生きてほしい」と願って育猫に励んだ日々

保護後、動物病院へ連れていくと、体がノミの死骸や糞だらけであることが判明。そこで、薬用シャンプーを処方してもらい、体を綺麗に洗いました。

子猫は、生後2~3週目くらいだったよう。

でも、体重は138gしかなく、動物病院の先生から、「しっかりミルクを飲めなければ、命を落としてしまう可能性もある」と言われました。

そこで、体重を標準まで増やすため、昼夜問わず2〜3時間おきの授乳を徹底。

季節は夏でしたが、子猫は体温調整が上手くできないことから、常に抱っこをしたり、タオルにくるんで温めたりしました。

ここまで小さな子猫は育てたことがなかったので、初めての哺乳瓶から授乳に慣れるまでは、これで大丈夫かなと心配し、不安でした。でも、息子が新生児だった頃を思い出したり、一生懸命ミルクを飲んでくれる姿に癒されたりしていたので、不思議と大変でも辛くもなかったです。

保護後、1ヶ月間は心配が勝ったため、家族での外出などはせず、育猫に注力しつつ、子猫の今後も考えました。

マルリさん宅は夫婦で経営している、住宅兼店舗の美容室&エステサロン。子猫は猫好きなお客さんに抱っこされながらミルクをもらったり、かわいがられたりしていましたが、猫アレルギーであるお客さんのことを考え、当初は体調が回復した後、里親を探そうと思っていました。

しかし、一緒に暮らすうちに離れられなくなり、正式な家族として迎えることに。名前は、お豆のように小さかったことから、“おまめ”に決定。

幸運を招くと言われているかぎしっぽにゃんこ

たくさんの人から愛情を注がれたおまめちゃんはスクスクと成長し、現在、生後3ヶ月ほど。家や家族にも、すっかり慣れました。

なお、おまめちゃんは今もお店に顔を出すことがあり、看板猫としても有名になっているのだとか。

もちろん、猫アレルギーがある方への配慮はしています。お客様からは髪や体が綺麗になるだけでなく、アニマルセラピーもしてもらえたと喜んでもらえています。おやつやおもちゃのプレゼントを持ってきていただくこともあるんです。

幸せのかぎしっぽを持つおまめちゃんは家族だけでなく、お店を訪れるお客様にも幸せを運んでいます。

2人の息子さんもおまめちゃんにデレデレ!

最近では、警戒すると動物病院の先生などに威嚇をするようにもなってきたおまめちゃんですが、家族の前では甘えん坊のまま。

起床時や帰宅時、寝る前などに抱っこしたり、顔を近づけたりすると、顎や口の周りをグルーミングしてくれるのだとか。

たまに甘噛みも混ざり、正直ちょっと痛い。でも、かわいいので気が済むまでやらせています。

また、ちょっぴりどんくさい一面があり、猫じゃらしなどで遊ぶと、よくジャンプの着地に失敗するのだそう。

そうした無邪気な光景に目を細めているマルリさんは、2人の息子さんとおまめちゃんの交流も微笑ましく思っています。

実はおまめちゃんを迎えたことを機に、息子さん達のゲーム時間が激減。微笑ましい攻防戦が見られるようにもなりました。

この光景をインスタグラムにアップしたところ、大きな話題に!

この動画は、おまめちゃんを迎えた1ヶ月後くらいに撮影。小難しそうな顔で宿題を頑張る息子さん(長男/通称:お兄ぃ)を見て、マルリさんがおまめちゃんをカウンターに乗せたことから生まれた光景です。

鉛筆に戯れるおまめに嫌な顔ひとつせず、終始ニコニコ顔で宿題をしていました。あとで聞いたら、これが一番、宿題が捗るかもと。ふたりのやりとりに、とてもほっこりしました。

お兄ぃちゃんは猫への扱いが優しく、昔から一緒に遊ぶことも多かったのだそう。

一方、次男のおにぃくんは、まだ小さいため、一方通行な愛情表現になることはあるものの、自分なりにおまめちゃんを溺愛しています。

愛が強く、自分のタイミングで抱っこしたり、服の中に入れたりし、おまめの身体に顔を埋めて吸うこともあります。おまめとおにぃの攻防戦も、我が家では恒例にはなりつつありますね。

すっかり、おまめちゃん中心の生活になったマルリさん家族。外食などに出かけても、「おまめが待っているから、すぐ帰ろう」となるのだとか。

もともとおうちが大好きな家族ですが、おまめのおかげで、家で家族と過ごす時間がより楽しくなりました。

そう話すマルリさんは今後も、おまめちゃんが健やかに成長し続けてくれることを心から願っています。

多くは望みません。ただただ元気で健やかに、家族の一員として楽しく長生きしてもらいたいです。欲を言えば、「幸せだったニャー」と思ってくれたら嬉しい。私たち家族は、すでにおまめから、たくさんの幸せをいただいているので。

ひとりぼっちだった子猫は寄り添い、愛してくれる家族とこれからも様々な思い出を築いていきます。