なんて、かわいいサイズ感…!そんな感動を覚えるのが、羊毛作家のMEBARUさんが作る羊毛猫。
てのひらにちんまりと乗る、ミニチュアサイズの羊毛フェルト作品は小さくもハイクオリティ。作品には、称賛の声が多数寄せられています!
愛猫を形に残したいとの思いから羊毛フェルト作品を制作
MEBARUさんが羊毛フェルト作品を作り始めたきっかけは、当時一緒に暮らしていた愛猫が年老いてきたこと。
愛猫がヨボヨボになっていく中、自分でその子を作って形に残したいと思いました。
その後、小さい頃から好きだったミニチュアからヒントを得て、現在のようなミニチュアサイズの羊毛猫を作るように。
これまで制作した中で、特に印象に残っている羊毛フェルト作品は、初めて自分の手から生み出した子。実はMEBARUさん、「ありがとう」の思いを込めて、以前、一緒に暮らしていた愛猫をモデルに、羊毛作品を作ることはよくあるのだそう。
今思えば上手ではありませんが、出来上がった時は、とても嬉しかったし、愛着も湧きました。
なお、初めてミニチュアサイズの羊毛猫を制作した時は手こずり、苦労したため、完成が喜ばしかったそうです。
制作時、こだわっているのは自分が納得するまで作り上げること。
お顔などが気に入らなければ、何度でも直します。あと、小さくすることで猫のかわいさが消えてしまわないように気をつけていますね。
制作時間は作品によっても異なりますが、ミニチュアサイズの場合は40〜50時間ほどかかるのだとか。
ベンガルやアメリカンショートヘアなど、複雑な模様は、やっぱり作るのが難しいです
現在はイベントに出展する羊毛猫作りで忙しいため、オーダー作成を開始する予定は立たない状況。しかし、オーダー作品を作りたいという気持ちはあるため、今後、落ち着いた段階でゆっくり請け負いたいと考えています。
今より小さい子も作りたいですし、羊毛猫を作りためて個展をやることも目標です。
意欲を燃やすMEBARUさんは、これからも見た人の心が明るくなるような作品作りに励んでいきます。
作品には、見た人にニコッとしてもらえ、手にした方に宝物にしてもらえるようにとの想いを込めています。インスタグラムを見てくれたり、実物を見に遠くから足を運んでくれたりするファンの方には、感謝の気持ちでいっぱい。制作の励みです。
MEBARUさんの作品が、これほどまでに多くの猫好きさんを虜にするのは、その根底に深い猫愛があるから。その手からは今後も、心にあかりを灯す作品が多く生み出されていきます。