家の中で脱走した野良猫母子を捕まえる1時間の死闘！コントのような猫ちゃんとのやり取りに爆笑！

諸事情から、保護されたばかりの野良猫の親子を数日預かることになった投稿主、ガブりえるさん。
ある日、外出から帰って来ると、どういうわけかケージが開いており、母猫・西山さんと、子猫・トラゾウが逃げ出していたのです…！
ここに「全く慣れていない猫を捕獲する」という一大ミッションが幕を開けました。

母猫の西山さんは、吹き抜けになっている階段上の窓枠で、超警戒態勢。
ガブりえるさんは、これ以上はないほど激おこ状態の猫ちゃんに「下行こう」「そんな怒らんでええやん」と穏やかに話しかけます。
しかし、西山さんは断りもなくカメラが回っていることも怒っているご様子。

保護したばかりの野良猫ですから、ひっかかれる可能性は大。
感染症をを防ぐために、ガブりえるさんは車のレース用の防護服を着てヘルメットをかぶり、ゴム手袋を装備して捕獲に挑みます。
時は7月。「暑い…」思わずため息が。

とりあえず西山さんには「ちょっと待ってて」と伝え、子猫を先に捕獲することにしました。
西山さんは「待っとく」。
案外、物分かりのいい西山さんです。

子猫のトラゾウは案外すんなりと触らせてくれました。
ガブりえるさんは内心しめしめ。

しかし小さくて俊敏な子猫は、靴箱の下や段ボール箱の影、2階へ逃げ込むなど、思いのほか捕まりません。

「ごはん食べよう」などとなだめすかし、根気よく撫でてあげること20分、こうなれば持久戦です。
苦闘の末、なんとか、トラゾウをケージの中へと誘導できました！

次は母猫の西山さんです。
「わかった、1回ちょっと話しようや」と交渉を持ち掛けるガブりえるさん。
「窓開いたら外行くの？」と問うガブりえるさんに、「行く言うてるやんけ」と答える（？）西山さん。
横からトラゾウも口を出してきます。

困り果てたガブりえるさんは「降りてきたらおやつをあげるから」と切り出します。

やや心が揺らいだ様子の西山さんを見て、そっと手を差し伸べるガブりえるさん。
あっ、噛まれた！！
でも、絶妙な力加減の甘噛みです。
ガブりえるさんは「おっ、優しい！」と嬉しそうな声であやしてあげます。
これは…西山さん、心を許してきている！？

この調子で抱っこしていけないだろうか…、両手で抱きかかえようとするガブりえるさん。
しかし、そうことはうまく運びませんでした。
西山さんはあっという間に手の間から逃げ、超イカ耳で大激怒！
「大丈夫大丈夫」となだめるガブりえるさんに、「大丈夫か決めるんはこっちやんか！」とブチ切れる西山さん。
おっしゃる通りです。

西山さんはまた窓枠へ戻ってしまいました。
もう膠着状態です。
「なんかいい方法ないかな～」途方にくれるガブりえるさん。

思い立って持ってきたのは洗濯カゴ。
しかし西山さんは、ばかにしたような目でちらりと一瞥。
絶対に入ってくれなさそうです。

次に閃いたのは、丈夫なカバンに入れて、ケージへと移動する方法。
しかしこれはリスクのある手段です。
これで失敗したら、今までかすかにでも築いた信頼関係が、水の泡になってしまいます。
「一発できめよう…！」
優しいガブりえるさんも、ここは本気。
黙って作戦決行です！

驚いている西山さんを鞄に入れ、急いで階下のケージへ。
無事、暴れないうちに子猫たちが待つケージに入れることができました！
ミッション・コンプリートです！

1時間以上の死闘に、さすがのガブりえるさんも、もう無言…。
安堵と疲れで、言葉もないのでした。

ガブりえるさんは人気ユーチューバーでもあり、関西の人ならではの会話の妙がツボに入った視聴者は多かったよう。
「西山さんとのやりとりが面白くて1日1回見てしまう」「猫ちゃんのペースを考えてあげるのすごく優しいと思う」などとたくさんのコメントが集まっています。

野良猫を卒業した西山さん、初めてかかわった人間が、こんなに面白くて優しい、素敵な人だったのは幸運ですね。