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突然玄関先に現れ鳴き続けた子猫…看病の日々を支えてくれた「ふくちゃん」1年間の軌跡

突然玄関先に現れ鳴き続けた子猫…看病の日々を支えてくれた「ふくちゃん」1年間の軌跡

投稿主さんは5匹の猫ちゃんと暮らす大家族。
1か月ほど前に、ラグドールの保護猫、ムクくんを家族に迎えたところでした。
そんな矢先、玄関先に突然、小さなグレーの子猫が現れたのです。

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「こんな小さい子…!とにかく保護しないと」
投稿主さんは子猫を一時保護。
感染症を防ぐため、玄関ホールでお世話をし、里親を探します。
でも、子猫はさみしそう。
みんながいるリビングのドアを開けようとし、一生懸命鳴くのです。

「ムクくんを迎えたばかりだし、もうこれ以上猫ちゃんは飼えない」と思っていた投稿主さん。
でも、なかなか里親は見つかりません。
鳴き続ける子猫ちゃんの目を見て、投稿主さんは決心しました。
リビングのドアをあけ、初めて抱っこをしたのです。
「おいで。うちの子になろうね」

子猫は2か月の女の子でした。
ふくちゃんと名付けられた子猫は、あたたかいおうちを大喜び。

とくに先輩猫のムクくんがよく面倒を見てくれて、2匹はすぐに仲良くなりました。

14歳のおじいちゃん猫、とらくんとも仲良し。
甘えん坊のふくちゃんはついて回ります。

女の子の先輩猫ちゃんたちとはなかなか馴染めなかったものの、サビ猫のモカちゃんとは一緒に眠るまでに。

生後半年くらいでお出かけしたのは、おばあちゃんのおうち。
怖がったり逃げ回ったりせず、おばあちゃんに優しくなでてもらってゴロゴロ。
おばあちゃんもかわいいモフモフの子猫に触れて、嬉しそう。

しばらくしておばあちゃんは体を悪くしてしまいました。
投稿主さんは一生懸命看病をします。
看病で疲れ、心配で気持ちが沈むと、ふくちゃんがそばで慰めてくれたそう。
投稿主さんは、もう一度おばあちゃんのところに、ふくちゃんを連れて行きました。

しばらくして、おばあちゃんは静かに息をひきとりました。
葬儀が終わった頃、ふくちゃんは1歳になっていました。
食が細くて痩せ気味だけど、元気いっぱいのふくちゃん。

目まぐるしい日々のなか、愛するお母さんを見送った投稿主さん。
そばですくすくと育つふくちゃんにどれほど慰められたことでしょう。
これからもみんなのかわいい妹猫として、ふくちゃんには元気に暮らしていってほしいと投稿主さんは願っています。