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愛犬を亡くした心の穴を埋めてくれたのは650gの子猫だった…肉球に火傷を負った白猫が美しい成猫に成長

愛犬を亡くした心の穴を埋めてくれたのは650gの子猫だった…肉球に火傷を負った白猫が美しい成猫に成長

数年前、愛犬を亡くしたmilimili_catさんは心にぽっかりと穴が開いたまま、日常を過ごしていました。そんな時に出会ったのが、愛猫のみりみりくん。

わずか650gだった子猫のみりみりくんは、ボロボロの状態。しかし、飼い主さんの愛を受け、美しい白猫に成長しました。

駐車場の隅で見つけた650gの天使

運命の出会いが訪れたのは、2021年6月のこと。飼い主さんの娘さんは、箱の中で鳴く子猫を駐車場の隅で発見。飼い主さんのもとへ連れてきました。

当時、保護猫活動をしていた飼い主さんは初め、里親に出すまで面倒をみようと思ったそう。しかし、娘さんの気持ちを汲み、自宅に迎えることを決意しました。

名前は、ハワイ語で「愛おしい」という意味の“みりみり”に決定。生後1ヶ月ほどのみりみりくんは痩せこけ、両前足の肉球には火傷が見られました。

動物病院で診てもらったら、コールタールのようなものが付着しているようだと言われました。なぜ付着したのかは、分かりません。

おうちにやってきた当初、みりみりくんは人を怖がり、来客時には慌てて逃げていたそう。飼い主さんは火傷の治療をしつつ、感情的にならず、自然に接するように心がけました。

以前、兄弟猫と暮らしていたことがありましたので、ナーバスになることはありませんでしたが、のびのびとした猫になってほしいと思い、気をつけました。

育猫中、みりみりくんは好奇心旺盛な姿を見せてくれたことも。それは、飼い主さんたちの食事の時。みりみりくんはご飯ができると必ず食卓へ行き、においをクンクン。

「今日は何を食べるの?」という感じ。そのタイミングで、ご飯にしようかと声をかけると、返事をしてついてきました。

自分のご飯を食べ終わると、みりみりくんは満足して好きな場所でまったり。においは嗅ぐものの、決して人間用のご飯に手を出さないお利口な姿に飼い主さんは目を細めました。

飼い主さんの愛情を感じ、人への警戒心が薄れたみりみりくんは来客時の行動に変化が。恐る恐るではあるものの、来客ひとりひとりに挨拶をするようになったのだとか。

子猫期と変わってないのは、愛くるしい仕草。肉球はすっかり治り、元通りのピンク色になりました。

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甘えん坊でちょっぴりドジっ子なこの子が愛おしい

すっかり大きくなったみりみりくんは飼い主さんが願ったように、自由奔放な日常を謳歌中。

ちょっぴり怖がりなみりみりくんは甘えん坊ですが、飼い主さんにはよく自己主張するのだとか。

何かやらかそうとする時に遮ると、「にゃっ、にゃーにゃーにゃ、にゃー」と人間のように怒って文句を言います。

そんな凛とした一面がある一方、ゴロゴロ転がっているうちにテーブルから落ちることも。

そうした姿が、またかわいいと飼い主さんはデレデレ。心の穴を埋め、日常に笑顔を増やしてくれたみりみりくんは、飼い主さんにとってかけがえのない家族です。

みりみりの顔を見ていると嫌なことも忘れる。癒しになっています。ストレスも緩和されているのかもしれません。

そんな幸せを感じるからこそ、かつてのみりみりくんと同じく、外の世界で頑張っている野良猫に思いを馳せることもあります。

雨が降ったり寒かったりすると、野良ちゃんはどうしているのかなと心配になります。地域で見守っていきたいなと感じます。

互いに、その存在に救われたと感じているみりみりくんと飼い主さん。ふたりの穏やかで愛が溢れる日々は、これからも続いていきます。