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保護して1000日が経過!瀕死状態だった子猫が成猫になるまで

保護した子猫の成長記録をアップしつづけているyukifuri0biyoriさんのTwitterは、誰もが母親のような気持ちになれるアカウント。この度、保護から1000日が経過。

飼い主さんのもとには、様々な声援が寄せられています。



体が冷え切った黒猫を保護して

1000日前の深夜、飼い主さんは道端で、へその緒が付いたまま横たわっている子猫を発見。初めは母猫が戻ってくるかもしれないと思い、触らずに様子見していましたが、どうやら置き去りにされたよう。

拾い上げてみると、体が冷蔵庫に入っていたみたいに冷たくて。一瞬、死体かと思いましたが、足が少し動いたので、ひとまず連れ帰ることにしました。

もしかしたら、あと数分で死んでしまうかもしれない…。そう思いつつも、できるかぎりのことはしたいと考え、低体温となった体をタオルで包んだホッカイロでサンド。コンビニを数件回りましたが猫用ミルクが手に入らなかったので、調整豆乳を少し薄め、温めて飲ませることにしました。

しかし、子猫は口に指を入れても吸い付いてくれず、スポイトを使用しても飲み込んでくれなかったため、飼い主さんは医療用の細いカテーテルを食道に突っ込み、胃に直接、流し込むことに。

カテーテルでの給餌は、翌日も続きました。

保護した時期は、ちょうど仕事が繁忙期で精神的にも体力的にもかなりきつかった。自力でミルク飲めない最初の数日間はいつ亡くなるか、ずっとヒヤヒヤして、精神と体力の削られ方が半端なかったです。

どうか生き延びてほしい―。そんな思いが通じたのか、3日目になると子猫は突然、哺乳瓶から自力でミルクをゴクゴク。初めて哺乳瓶でミルクを飲んでくれた時、飼い主さんは「この子は生きる」と感じ、嬉しくなりました。

そして、保護してから1週間が経つ頃にはへその緒がとれ、14日目にはついに開眼。

段々、猫らしい見た目になっていく手のひらサイズの命。その成長を見守りつつ、飼い主さんはアメコミ「ブラックパンサー」の主人公と同じ「ティチャラ」という名前をプレゼント。以来、家族の一員として、たくさんの喜怒哀楽を共有してきました。

弱々しかった子猫が立派な大人に成長

長い間、飼い主さんがティチャラくんの成長記録を投稿し続けてきたのは、後々振り返れる備忘録にしたかったから。

Twitterなら写真つきの短い文章が保存出来るので、要点をまとめるにはちょうどいいかなと。可能な限り毎日、正面から写真を撮り、1ヶ月から1年ほどの成長記録表的なものを作ったら個人的に便利だと思いました。

その際、公開にするか非公開にするかで迷いましたが、生後0日(拾って1日目)からの記録が誰かの参考になればと考え、全体公開にしようと決意。たくさんの目に見守られ、ティチャラくんは見た目だけでなく、中身も立派な大人に成長していきました。

特に飼い主さんが驚いたのは、産まれた子どもに優しく接してくれたこと。

同時に賢さも身に着けたティチャラくんは何をされる場所か理解したため、病院が苦手になったというユーモラスな変化も起こりました。

でも、毛並みがずっと柔らかいところや鳴き声が子猫のように高いところは変わりません。布団に入ってくる時には相変わらず「えへへ、ふふふ」って感じの顔を見せてくれるので笑えます。

高いところを陣取ることや柔らかな生地や毛布、ウェットフードなど、ティチャラくんにはこの1000日の間に好きなものがたくさんできたよう。同居猫のキジトラさんも、ティチャラくんにとっては大切な存在です。

そんな2匹の仲睦まじい姿を見るたび飼い主さんは、現状維持していくことの大切さを噛みしめます。

猫はとても好きですが、しょっちゅう色々な想定をしてしまうので、個人的には今の頭数以上はキャパオーバーだと思っています。言葉を話せない分、病気や怪我が分かりづらいので、いつもと様子が違うと結構心配します。

ずっと大切にしていきたいからこそ、飼い主さんは2匹が同時に病気になってしまった時の治療費や将来訪れるかもしれない介護、万が一、災害で避難が必要になった時のことや長期の避難生活を余儀なくされた場合など、あらゆる事態を想像しながら多頭飼い生活を送っているよう。その想いに触れると、「猫と暮らす」ことの重みを再実感させられます。

毎日なにかしらエピソードや発見があり、興味深い存在。今後も宜しくお願いします。できれば病院での診察中は、もう少しお静かにお願いしますと伝えたいです。

ティチャラくんへ、そう語りかける飼い主さんは同じように猫を保護した人に対し、こんな言葉を贈ります。

猫を保護するということは、その子との大切なご縁だと思うので、お家にお迎えするにせよ里親に出すにせよ、一緒に過ごす時間をぜひ大事にしてもらえたらと思います。

これからも続くティチャラくんの成長日記は、自身の愛猫との向き合い方や付き合い方を振り返るきっかけにもなるはず。毎日更新される温かい備忘録から、今後も目が離せません。