保健所犬猫レスキュー団体「いのちのはうす保護家」さんはある日、動物愛護センターから連絡を受け、首が折れた子猫をレスキュー。生後1ヶ月ほどの小さな命を助けるべく、細やかなケアを行いました。
子猫は全身麻痺で、瀕死の状態。鳴き声を出そうと口を動かすも、声は出ません。
まさに、生きていることが奇跡な子猫。投稿者さんは自分の施設に迎え入れ、懸命なケアをし始めました。
子猫は首をわずかに動かせるものの、脚一本動かせない状態。しかし、凛とした目や鳴こうともがく口元からは、「生きたい」という強い意志が感じられたそう。
投稿者さんは、ねばって生き抜いてほしいという想いから、「ネバー」という名前をプレゼント。ミルクやご飯を与えたり、排泄介助や体位変換などを行ったりと、24時間体制の介護をしました。
すると、レスキューから5日後、奇跡が。なんと、ずっと寝たきりだったネバーちゃんが首をあげてくれたのです。
生きたいと叫んでいるかのような姿を受け、投稿者さんは保護後8日目、関節が固まらないように脚のリハビリをスタートしました。
その結果、保護から12日目、ネバーちゃんは上半身を動かすように。さらに、投稿者さんが肉球を握ると、握り返してくれるようにもなったそう。
その後も、ネバーちゃんは驚異的な回復を見せ、顔を洗えるようになったり、手足を動かしたりし、投稿者さんを驚かせました。
やがて、ネバーちゃんには腕力がつきはじめ、腕の力で歩こうとするように。
保護から27日が経つ頃には、上半身を支えられるまでになりました。
そして、32日目には、またもや嬉しい奇跡が。なんと、ネバーちゃんは初めて自力で排便をしてくれたのです。
後ろ足の麻痺が残る中、自力でトイレに移動し、排便をしてくれたことに投稿者さんは感動。目から涙が溢れました。
ネバーちゃんに奇跡が起きたのは、投稿者さんと本ニャンが二人三脚で頑張ったから。頑張り屋のネバーちゃんにはこれから、嬉しい奇跡がたくさん起きてほしいものです。