バイクと猫をこよなく愛する「Moto猫チャンネル」さん。
今現在、4匹の猫ちゃんとくらしています。
そんな投稿主さんがその中の1匹、黒猫のゴローくんと出会ったのは、約1年前のことでした。
山の展望台にツーリングに行ったときのこと。
子猫が7匹まとめて捨てられていたのです!
まだ幼い子猫たちは、警戒心もなく、わらわらと寄ってきます。
「かわいそうに」とつぶやく投稿主さん。
保護を考えるも、7匹です。
投稿主さんのおうちにも先住猫が2匹います。
「あと1匹くらいならうちで飼えるかも」とは思うものの、残りの子たちは里親を探さなくてはいけません。
もし全員を病院に連れて行くと、いったいいくらかかるのでしょう…。
迷いに迷った挙句、「優しい人に拾ってもらえよ」と、その日は現場を後に。
でもどうしても気になるのです。
次の日も様子を見に山へ行き、その次の日は大雨でした。
「お腹がすいた子猫が豪雨にうたれたらどうなるんだろう」。
仕事中も気になって仕方のない投稿主さん。
たまらなくなった投稿主さんは、その日の夜、段ボールをもって現場に向かいました。
幸い7匹全員を元気に保護できましたが、一歩間違えれば多頭飼育崩壊…。
投稿主さんはむしろ不安でいっぱいだったと話します。
しかし、最高の環境は用意できなくても、外でいるよりは危険が少ないだろうと、判断したのです。
子猫たちの居場所は愛車のガレージ。
まだトイレも覚えていない子猫たちは、投稿主さんの聖域であるガレージにも遠慮なく排泄…。
「とほほ…」となりながらも、一生懸命お掃除をする投稿主さんです。
さて、里親探しです。
同僚が2匹を引き受けてくれたことから幸先のよいスタートをきった里親探し。
なんとか早く行き先を…と焦りつつも、週末は5匹の子猫と思う存分遊びました。
取っ組み合いをして転げまわる子猫たちを見て、「庭で子猫と遊ぶという夢がかなった」と喜ぶ投稿主さん。
茶トラちゃんやグレー猫ちゃんは早々に里親が決まったものの、黒猫ちゃんには申し込みがありません。
1匹残った黒猫ちゃんは、投稿主さんの膝に乗るなど一番懐いていた猫ちゃんでした。
その黒猫ちゃんをゴローと名付け、自宅で飼うことにしたのです。
すっかり美猫になり、先住猫とも仲良くしているゴローくんを見て、投稿主さんは考えました。
不安でいっぱいの保護だったけれども、里親さんからは感謝されたこと、先住猫との日常を愛おしむようになったこと、動画視聴者が一気に増え応援してもらったこと…。
振り返ると、学んだことや得たことは大きかったと、しみじみと感じ入るのです。
「表面的な損得ばかり考えていた」と自省する投稿主さん。
しかし、損得をしっかり考え保護の大変さを十分わかったうえで、それでも決意した勇気こそが、周囲の人々を動かし、物事がいい方向に動いていく原動力となったのではないでしょうか。
7匹全員を幸せにした投稿主さんには、いつか必ず「猫の恩返し」がやってくることでしょう。