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哺乳瓶を拒否!2枚重ねのゴミ袋に遺棄されていた子猫が「初めてミルクを飲んでくれるまで」

哺乳瓶を拒否!2枚重ねのゴミ袋に遺棄されていた子猫が「初めてミルクを飲んでくれるまで」

保護した子猫の成長を目にすると、心が温かくなるもの。こちらの飼い主さんはゴミ袋に遺棄されていた茶白猫のぶおくんを保護。なんとか生き延びてほしいと思い、懸命にお世話をしました。

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茶白猫の「のぶお」くんは生後1日くらいの頃、2枚重ねにされたゴミ袋に入れられ、遺棄されていました。

のぶおくんはへその緒が付いた状態で必死に泣き叫び、助けを呼んでいたそう。発見した飼い主さんは、すぐにレスキューし、動物病院へ連れていきました。

獣医師から「助からなくても自分を責めなくてもいいから」と3回も念押しされるほど、のぶおくんは厳しい状態だったそう。それでも、飼い主さんは手探り状態で育猫をし始めます。

のぶおくんは哺乳瓶からミルクを飲んでくれなかったため、獣医師から胃にミルクを直接入れる方法を教えてもらったそう。

しかし、管を使う、その授乳法をのぶおくんが嫌がったことから、飼い主さんは寝不足になりながらも、毎回1.5mlのミルクをシリンジで1~2滴ずつ口に落とすという、根気のいる授乳をし始めました。

毎日2時間置きに1時間かけて行う授乳は、大変なもの。のぶおくんはやはりミルクの飲みが悪く、飼い主さんは可哀想だけれど管を入れて授乳をしないといけないと覚悟を決めました。

ところが、その日、奇跡が。なんと、突然のぶおくんはシリンジに吸い付くようにミルクを飲み始めたのです。今なら、哺乳瓶から飲んでくれるかもしれない…。そう思い、飼い主さんが哺乳瓶を差し出すと、のぶおくんはおいしそうにゴクゴク。

待ち望んだ光景を目の当たりにした飼い主さんは、嬉しさのあまり泣きそうになりました。

のぶおくんはお世話をしてくれる飼い主さんをお母さんだと思うように。食後に手のひらで甘える、かわいい姿も披露してくれるようになりました。

飼い主さんの優しさと根気強さによって命を紡ぐことができた、のぶおくん。保護から1ヶ月後には、よちよち歩きができるように。

卒乳や離乳食など、様々な段階を経て立派に成長していく姿を、これからも見守りたくなります。