韓国のとある一家は、この2か月困惑していました。
バスルームにいると、なんだか視線を感じるのです。
その視線の正体は…、もふもふのキジ猫ちゃん!
どういうわけか、天井裏に猫がいるのです!
電気配線の穴から、顔をひょっこり。
見守っているのか、はたまた見張っているのか…
そのうちいなくなる思っていた家族ですが、この状態で早2か月です。
ある日、家族は別の白猫を天井裏に発見しました。
その白猫はお向かいの家の屋根でよく見る猫です。
ということは、出入り口がある…!?
配管工事の男性に聞いてみると–。
「ボイラーの工事をしたときに猫がウロウロしていたよ。地下室の穴から入ったんじゃないかな」
2か月も住み着いているキジ猫に愛着がわいていた家族は、アニマルレスキューに依頼することにしました。
天井裏は狭すぎるので、タオル棚を利用して捕獲ケージを設置します。
猫ちゃんがそろりそろりと降りてきました。
固唾をのんで、別室でモニターを見守る家族とレスキュー隊員。
猫ちゃんはごはんにつられて中に入り、ドアが閉まります!
人間たちが歓声をあげて駆け付けると、猫ちゃんはドアが閉まったことも気にせず、ご飯に夢中!
「大学に合格したときと同じくらい嬉しいわ!」と大喜びのお母さんです。
猫ちゃんはそのまま病院に移動。
さまざまな検査の結果、天井裏の粉塵のせいで風邪をひいているものの、ウイルスや皮膚病などはないとの良好な結果が出ました。
家族は、キャットタワーや猫トイレ、おいしいごはんを用意した快適な部屋を準備。
優しい里親さんが見つかるまで、お世話をすることにしました。
これ以上猫がやってこないように、アニマルレスキューによって、地下のボイラー室の穴にはネットが張られました。
これからは家族も視線を気にせずバスルームが使えます。
天井裏の主だった猫ちゃんは、もう快適なお部屋で悠々と暮らしているのですから!