”ガリガリな子猫”を託しに来た母猫を見て…「家族全員を家猫に」と願った飼い主の奮闘記

猫は時として、人間に大切な我が子を託すことがあるもの。投稿者さんはある日、ガリガリの母猫と出会い、2匹の子猫を託されました。

親子は共に、ガリガリ。子猫は必死にミルクをねだりますが、母乳は出ていない様子です。

抵抗する元気もないほど衰弱しているからか、もとから人懐っこい性格だからか、子猫はすんなり撫でさせてくれたそう。

必死に生きようとする親子を見て、投稿者さんは保護を決意。子猫だけでなく、母猫も保護し、一家全員を幸せにしようと心に誓いました。

まずは、全く警戒心がなかったキジ白の子猫を保護。猫風邪を患っており、体重はわずか500gでした。

子猫は保護当初、鳴き声をあげ、お母さんを探す素振りを見せましたが、翌日にはリラックス。おうちでの初ミルク時には投稿者さんにスリスリしすぎて、ミルク皿に頭を突っ込むという、かわいいハプニングが起きました。

とにかく人間が大好きなキジ白さんはお迎え2日目にして、膝乗り猫に。あたりには、ゴロゴロも響きます。

名前は、「チビ子」に決定。チビ子ちゃんは、ご飯前に「お腹空いたよ」のアピールができるほど、元気になりました。

離乳食も食べられるようになり、体重は10日ほどで1100gに。投稿者さんの耳をチュパチュパするという、新しい楽しみも見つけたようです。

約2週間後、投稿者さんはお兄ちゃん猫の保護に成功しました。チビ子ちゃんはキャリーケースの中にいるお兄ちゃんを真剣なまなざしで監視。

互いを覚えていたのか、対面した途端、2匹はかわいいじゃれあいを繰り広げます。まるでずっと一緒にいたかのような仲良しっぷりに、投稿者さんはほっこりしました。

そして10日後、ついに母猫を保護！子猫たちはお母さんのことを覚えているのか、保護当初、見せていたように尻尾で遊ぶなど、イタズラをしました。

一方、母猫も我が子を覚えていたようで、愛のこもった毛づくろいが止まりせん。

自宅では、3匹揃ってのごはんタイムが見られるように。これからは、飢えとは無縁な家猫ライフがスタートします。

信頼できる人間を見極め、我が子を託した母猫。その愛や投稿者さんの優しさあっての「今」を、3匹がより楽しんでいけますように。