企画
ニャンともかわいい12星座のブローチも!愛猫を亡くした悲しみから生み出した「猫の刺繍作品」

ニャンともかわいい12星座のブローチも!愛猫を亡くした悲しみから生み出した「猫の刺繍作品」

真顔なのに、どことなく漂ってくるユーモアに惹きつけられる…。刺繍作家ちむねこさんが制作する猫の刺繍作品には、そんな魅力があります。

独学で刺繍を習得したという、ちむねこさん。ほっこり笑顔をお届けできるように…という願いを抱きながら日々、作品制作に励んでいます。

愛猫を亡くしたことから「幸せそうな猫刺繍」を作りたくなった

小学生の頃から手芸が好きだったという、ちむねこさん。猫を刺繍で表現するようになったきっかけは、中学生の頃から一緒に暮らしていた愛猫が亡くなったことでした。

現在も実家では猫ちゃんが生活中

だから、猫のかわいらしさを表現したり、幸せそうな猫の作品を作ったりしたいと思ったんです。

そこで、これまで自分がやったことのない手法に挑戦しながら、猫の毛並みやぬくもりなどを刺繍で表現できる方法を模索。オリジナルな猫刺繍作品を作り上げていきました。

もちろん作品によっても異なりますが、一作品当たりの制作時間は、およそ4~5時間ほど。新作を生み出す時はデザインを考えるところから始めるため、より時間を費やします。

シンプルな表情であるからこそ、こだわっているのは針を刺す位置や糸を引く力加減。それによって表情が変わってくるため、顔を縫う時は一番神経を使うのだそう。

長く使ってほしいとの気持ちから、丈夫な作りになるよう、接着芯の貼り方や仕立ての方法も改良。いつもそばに寄り添える刺繍作品を目指してきました。

スポンサーリンク



猫と暮らせない猫好きさんも刺繍作品で笑顔になってほしい

これまで制作した作品の中で特に印象深いのは、自身の代表作となった「12星座の猫の刺繍ブローチ」。

このブローチを作ったことで、ちむねこさんは本格的に作品販売をスタートしました。

ネットショップで特集されたり、ハンドメイド雑誌に掲載されたりと、たくさんの方に知ってもらえた思い入れのある作品です。

また、ネット・委託販売を合わせて70点以上は制作したという人気作「パフェと猫の刺繍ブローチ」も大切な一作。

デザインを考えていた時はもちろん、制作するたびに甘いものを食べたくなります(笑)おいしそうとのお声をいただくことも多く、そのたびに嬉しい気持ちになります。

なお、ネットでの購入時に模様の見本としても紹介している「猫の刺繍ブローチ」には、「愛猫に似ているから購入しました」という嬉しい声が多数届いているそう。

こちらは白猫のブローチを作っていた時に、「他の柄も欲しい」と声を多くもらったことから模様を増やしたことで生まれたもの。この作品の誕生を機に、販売形態を今のメインである受注製作に切り替えました。

今、猫と暮らしている方はもちろん、過去に暮らしていた方や事情があって猫と暮らせない猫好きさんも刺繍を手に取った時、笑顔になってほしい。そう願いながら、ちむねこさんは今日も一針入魂。愛くるしい猫刺繍を完成させています。

刺繍作品はとっても軽いので、ぜひ身につけて、お出掛けのおともにしていただけたらと思います。

ちむねこさんの作品には国内だけでなく、海外からのラブコールも届くそう。だからこそ、ちむねこさんは自身の作品を通して、世界の猫好きさんにもより癒しを届けたいと思い、
新作も続々と制作中。

新作のがま口がとても人気なので、今後はアクセサリーだけではなく、実用的なグッズの制作も検討していきたいです。

猫の刺繍を作り始めたきっかけ自体は悲しい思い出ではあったものの、たくさんの猫好きさんから話を伺ったり、かわいらしい猫写真を見せてもらえたりする今の日常は、とても幸せなもの。そうした縁の尊さを噛みしめるたび、ちむねこさんは作品作りを始めてよかったと改めて思うのだとか。

温かいお言葉が、励みになっております。優しいお気持ちに応えられるよう、これからもかわいい猫の作品をつくってまいりますので、ぜひ楽しみにしていてください!

そう制作意欲を燃やすちむねこさんの作品は、インスタグラムでもチェック可能で、minneCreemaで販売中。疲れた心に灯を灯すお守りとしても役立ってくれそうです。