2023年3月、綺麗な緑色の目をした野良猫らかんちゃんと出会った投稿者さん。らかんちゃんは妊婦猫でしたが、子猫を亡くしてしまい、ひとりぼっちに。胸を痛めた投稿者さんは、保護を決意しました。
出会いは、とある駐車場。らかんちゃんが妊娠していることに気づいた投稿者さんは無事に出産してほしいと願っていました。
しかし、後日、らかんちゃんと同じ毛色をした子猫の亡きがらを発見。投稿者さんは子猫を救えなかったことを後悔し、らかんちゃんを自宅へ迎え入れました。
シャンプー時、痩せた体に触れた投稿者さんは改めて、らかんちゃんが生きていた環境の厳しさを痛感。
自宅には先住猫しきじさんがいたため、投稿者さんは2匹が仲良くなれるか不安でした。しかし、予想とは違い、しきじさんは積極的にらかんちゃんへ接近。保護後、間もなく2匹は一緒にご飯を食べるようになりました。
猫相手には心を許したものの、人への警戒心は強く、らかんちゃんは食事の時以外は身を隠し、引きこもり。しきじさんは、そんならかんちゃんに寄り添い、家猫ライフを教え始めました。
その矢先、らかんちゃんが「猫ヘルペスウイルス」を患っていることが判明。初めての点眼治療により、ますます身をひそめるようになってしまいました。
そんな時も、しきじさんは傍でサポート。心優しい気遣いのおかげで、らかんちゃんの警戒心は徐々に薄れていき、投稿者さんにスリスリをしてくれるようになりました。
また、保護当時は、なかなか遊んでくれなかったおもちゃにも興味を示すように。その横には、やはりしきじさんの姿がありました。
らかんちゃんは、しきじさんのマネをしてキャットウォークやヒーターの楽しみ方もマスター。少しずつ、新しい生活に慣れていきました。
家猫ライフに慣れてくると、投稿者さんの入浴中に心配して浴室に来てくれたり、腕枕でスヤスヤしたりと、別猫級の行動を見せるように。ガリガリだった体も、すっかり丸くなりました。
現在も、らかんちゃんとしきじさんはとっても仲良し。子どもを失うという悲しい経験をしたからこそ、らかんちゃんにはこれからも大好きなお兄ちゃんとの幸せ時間をたくさん過ごしてほしいものです。