「家族になってくれてありがとう」 飼い主さんにツバキの花をプレゼントする猫ちゃん

クールな生き物かと思いきや、実は他者を思いやる温かい心を持っているのが猫。こちらの飼い主さんは、玄関前にツバキを置きに来てくれる飼い猫ちゃんにメロメロ。ドラマチックな思い出も明かしてくれました。

猫ちゃんはツバキを咥えて、玄関の前へ。日によっては、1日2回ツバキを持ってきてくれることがあります。

実は猫ちゃん、ツバキの香りが大好き。茂みに入り、においを嗅ぐことを楽しんでは、お花を配達してくれるのです。

猫ちゃんとの出会いは3年前のこと。仕事から帰宅した飼い主さんは、玄関に置かれている花に気づきました。

当時、猫ちゃんは野良。家族になりたかったのか、家の裏手から飼い主さんの寝室にやってきて、窓の外で鳴くように。そして、ある寒い夜。猫ちゃんは家の中に入りたそうな顔をしながら、お花を持ってきてくれたのです。

そんな猫ちゃんを愛らしく思い、飼い主さんはお迎えを決意。すると、意外な事実が明らかになりました。実は猫ちゃん、妊婦さんだったのです。

自然と飼い主さん宅に馴染んだ猫ちゃんは無事、出産。子猫はみな、新しい家を見つけることができました。

その後、猫ちゃんは飼い主さんと共にツバキの咲くおうちに引っ越し。毎日、大好きなツバキを運び、飼い主さんにプレゼントしてくれます。

毎日贈られる美しいツバキには、猫ちゃんからの「ありがとう」がこもっているのかもしれません。
※ツバキは犬猫に毒性がないとされています（参考：ASPCA）