猫パンチに威嚇、飲食拒否！「歴代一のスパイシーな子猫」が保護猫活動家の愛情で心を開くまで

保護猫活動をしている投稿主さん。ある日、ゴミ置き場でもふもふで個性的な灰色の子猫を発見しました。

子猫は、人間に触れられたことがない…どころか、人間を見たこともないくらいの警戒ぶり。シャー！！！と思い切り威嚇し、猫パンチを繰り出して、敵意をあらわにします。しかしそこは野良猫に慣れた投稿主さんです。ひるまずに素手で保護。「ちょっとかまれたけれど、気にしていないわ」。

安全な家の中に入れ、ケージにお引っ越しです。しかし、子猫は激怒のまま。ごはんはもちろん水も拒否です。投稿主さんは困ってしまいました。「今までに保護した猫のなかでも、とびきりスパイシーな性格の子ね」。

投稿主さんは妙案を思いつきました。子猫が暴れないよう、ブリトーや巻き寿司のようにブランケットで「簀巻き」にして、スプーンから水分の多いウェットフードを食べさせることにしたのです。子猫も結局お腹が空いていたのか、こうするとなぜか大人しく食べてくれました。

猫愛あつい投稿主さん。スパイシーな子猫でも可愛くてたまりません。そうして数日経つと、子猫は投稿主さんの指をなめてご飯を食べるように。子猫らしい可愛い仕草、そして心が通ったことに投稿主さんは大喜びです。子猫をチャーチと名付けました。

一度信頼関係が築かれると、チャーチくんはすっかり甘えん坊になりました、投稿主さんの肩に登って、離れないのです。

投稿主さんは、チャーチくんのために、素敵な買い物をしました。それは猫ちゃんを入れるフーディー。お洋服の前ポケットが、カンガルーの袋のようになっていて、子猫を入れられるのです。チャーチ君はすっぽり入って満足そう。

もふもふで個性的で可愛らしいチャーチくん。里親希望者はたくさん現れました。投稿主さんが大切なチャーチくんを託すのに選んだのは、ある優しい女の子。車で数時間かけてチャーチくんをお迎えにやってきました。チャーチくんは、新しい飼い主さんを見ても、暴れたり猫パンチをしたりせず、抱っこされてすやすやと眠ったのです。投稿主さんは少し寂しい反面、チャーチくんの幸せを確信してほっとしたそう。

凶暴猫から可愛らしい家猫へ、見事な変貌を遂げたチャーチくん。ずっとのお家も見つかりました。チャーチくんはきっと、最初に人間の優しさを教えてくれた投稿主さんのことは忘れないでしょう。