迷子のハチワレ猫くぅちゃんを保護した投稿者さんは、どうにか飼い主さんのもとに帰らせてあげたいと思い、試行錯誤。悩んだ末、ネットだけでなく、町内会の回覧板用にもチラシを掲載し、情報提供を求めることに。すると、その後、嬉しい奇跡が起きたのです!
猫ちゃんの特徴を詳しく書き、大きな写真も掲載したチラシは目を引く仕上がり。
すると、仕事中に知らない番号から連絡が…。電話の相手はなんと、くぅちゃんの飼い主さん。投稿者さんが作成した回覧板のチラシを見て連絡をくれたのです。
飼い主さんいわく、くぅちゃんの本名は「あんこ」ちゃん。姿を消して1年ほど経っていたことから、飼い主さんは再会を諦めていたのだとか。
本名を知った投稿者さんは早速、本当の名前でくぅちゃんを呼んでみることに。しかし、あんこちゃんはなぜか、無反応。それでも構わず、投稿者さんは飼い主さんが見つかったことをあんこちゃんに報告しました。
一緒に過ごした期間は、19日間。お別れの時、投稿者さんは長いようで短くもあったその期間の重さを噛みしめました。
あんこちゃんが飼い主さんに会うのは、1年ぶり。感動の再会になるかと思いきや、飼い主さんが名前を呼んでもあんこちゃんは硬直。
そんな愛猫に、飼い主さんはそっと近づき、「おうちに帰ろう」と伝えました。
なお、投稿者さんと飼い主さんには他にも“まさかの繋がり”があったよう。なんと、投稿者さん宅によく遊びにくる地域猫さんは、あんこちゃんの飼い主さんによってTNRされた子であったことが分かったのです。
ネットと回覧板という2方向から、飼い主探しに奮闘した投稿者さん。ダメもとで行った回覧板でのチラシ効果は思った以上に高く、後日、回覧板を見た人があんこちゃんのご飯をくれたり、里親希望者が現れたりしたそう。
色々な人に想われながら、無事飼い主さんのもとへ帰ることができたあんこちゃん。これからはまた、飼い主さんとの思い出をたくさん作っていってね。