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ドナさんは、保護施設で出会った、なかなか里親が決まらない猫ちゃんのことが気になっていました。
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エセルという名のシニア猫ちゃんです。ぽちゃぽちゃとした大きな体、そして完全な盲目の目。排泄後のお手入れが自分できないことがあるそうで、それが原因でなかなか申し込みがなく、1年以上保護施設にいるとのことでした。
ドナさんはそんなエセルちゃんをかわいそうに思いました。「この子はかわいがるだけじゃダメだわ、愛のある適切な飼育が必要ね」。そして、エセルちゃんを引き取ることにしたのです。
ドナさんのおうちにやってきたエセルちゃんは、どこかに飛び乗ったり動き回ったりすることはほとんどせず、部屋の中央でぐるぐると回っているか、おとなしくしているか。ドナさんは、目の見えないエセルちゃんのために、さまざまな工夫をこらしました。
トイレの側にはタオルを敷いて、感触でトイレが近いことを理解できるようにしました。このラグはリビングのもの、このカーペットは階段…、エセルちゃんは徐々に家の中での生活に慣れていきました。
また、ドナさんはエセルちゃんの健康を考え、ダイエットも開始。ウェットフードとドライフードのバランスを考え、置き餌はせず、きまった時間にカロリーコントロールされたごはんだけを出すことに。7キロ以上あった体重を、なんと4キロ程度まで落とすことができたのです。
エセルちゃんは推定14歳前後。すっきりとした体つきで、少し身軽に若返ったように見えます。「どんなエセルでも、とっても愛らしいわ」。ドナさんとの新生活で、拾い行動範囲を手に入れたエセルちゃん。これからも長生きしてほしいですね。
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