終生型の保護猫シェルター「鼓猫庵」さんはある日、1匹の野良母猫に連れられ、とある民家へ。すると、そこには母猫が生んだ5匹の子猫が…!母猫は過酷な外生活から愛する我が子を救ってほしいと助けを求めてきたのです。
母猫が暮らすのは、海沿いの場所。投稿者さんは、お腹が大きかった2匹の妊婦猫がご飯待ちをしているという連絡を受け、現地へ向かいました。
付近の人によれば、生まれた子猫の姿を見たことはないそう。もしかして、育たなかったのだろうか…。そう思いつつも、わずかな希望を持ち、投稿者さんは近くの民家を見て回ることにしました。
すると、母猫の1匹であるキジトラさんが、いつもと違う行動をとったそう。普段なら、人間に近づくことがない猫ちゃんなのに、この日は逃げず、驚くほど距離を縮めることができたのです。
何か言いたいことでもあるのだろうか…。なんとなく、そう感じた投稿者さんは歩き出した母猫を追うことに。母猫は何度も振り返りながら、投稿者さんが付いてきているのかを確認していました。
辿り着いたのは、とある民家。そこには、母猫が生んだと思われる子猫が…!投稿者さんは急いで捕獲機とキャリーケースを用意。捕獲時、母猫は「早く保護してあげて」とでもいうように、見ていないフリをしてくれていたといいます。
捕獲機を設置するのが難しい場所であったため、投稿者さんは子猫を素手で捕まえ、保護。5匹の尊い命を救うことができました。
投稿者さんは母猫の保護もしたいと思い、子猫を捕獲した後、捕獲機を現場に残したまま、一旦、車内へ。その後、すぐに現場へ戻ると、そこには信じられない光景が。なんと、わずか数分の間に母猫は捕獲機に入ってくれていたのです。
帰宅後、母猫と子猫はケージの中で再会。過酷な外での生活から6匹もの命を救えたことを、投稿者さんは尊く思いました。
親子みんなで、飢えや事故の心配がない場所で生活できるようになった猫ちゃんたち。たくさんスキンシップを取りながら、家族みんなでの生活を楽しんでほしいものです。