高齢の飼い主さんが亡くなったことで、ひとりぼっちになってしまった猫ちゃん。
これからのニャン生がどうなるのか不安でいっぱいになっていた時、深い愛情で包み込んでくれるひとりの優しい女性に出会えました。
今回紹介するのは、猫ちゃんと心優しき飼い主さんの物語です。
猫ちゃんは鮮やかな黒・白の毛色にちなんで、飼い主さんに「パンダ」と名付けられました。
引き取り直後は「シャー」を繰り出していたパンダくんですが、慣れるまでそう時間はかからず、徐々に飼い主さんへ甘えるように。
「おいしいご飯があればハッピーだニャン」といわんばかりに、ご飯にありつく時はいつもご機嫌な様子。
2~3日目には、パンダくんの方から近寄ってきてブラッシングさせてくれるようになりました。「気持ちいいでしょ?」と声をかけると、フクロウみたいな大きな目で見上げてくれます。
この日からブラッシングが大好きになったパンダくんは、毎回バスルームにルンルンで足を運ぶようになりました。
パンダくんは、いつも愛情をもって世話をしてくれる飼い主さんを、まるで「ずっとあなたを探してました」という眼差しで見つめるそう。
パンダくんから向けられるまなざしが、たまらなく愛おしいと語る飼い主さん。
特別に何かをするわけじゃなくても、一緒にいるだけでしあわせ。パンダくんと飼い主さんは、お互いにあふれんばかりの愛情をもって共に時間を過ごすのでした。
これからも、二人がおだやかでかけがえのない時間を末永く過ごせますように。