こんにちは、
お久しぶりです、うりママです!
実はカフェウリエルも5月で5周年となり無事6年目を迎えることができました。
なので今回は「ウリエル」について少し振り返ってみようかなと思います。
思い返してみれば、最初は私とうり、ふたりだけで普通の喫茶店としてカフェウリエルをスタートしました。
そこからニュースで「保護猫」を知って、翌週には地域のねこの会に参加し(当時はTNRやさくら耳カットの子ことも知りませんでした。)
もっと「保護猫」について知りたいと思い、ボランティアさん、お医者さんに聞き本を読み勉強し、資格をとり、そして保護猫カフェとしてウリエルをリニューアルすることになりました。
最初はホームセンターでラティスなどを買って二重扉を自作したり、自分でカラーボックスに穴を空けて組み合わせたり、フロアマットをひいてすぐにみんにゃにはぐしゃぐしゃにされたり…
かなり不格好なところからスタートしました。
お客さんもまばらで、1週間お客さんゼロの日もありましたし、オープンからラストまでみんにゃとお昼寝して過ごした日も何日もありました。
いまの中崎町に移転したのはウリエルがオープンして1年半ほど経っていましたが、
当時はガランと空いてる時間が多く、毎日ビラを配りにいっていました。
思い返せば私自身は突っ走ってましたが、全然完璧なスタートではなかったです。
私自身も罵倒されたり、家族のことまでも馬鹿にされたこと、保護活動なんて偽善だと言われたこともありました。
でも悔しさがバネになり、自分がいまできることを誠心誠意頑張ろうと心に火がつきました。
5年。この日までウリエルがみんにゃの居場所として守られてきたのは、本当にスタッフのおかげだとおもっています。
私が急に「こうしよう!」「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」と細かく言い出しても嫌な顔せずついてきてくれました。
そしてなによりみんにゃのこと、ひとりひとりに向き合って心から愛してくれています。
私は本当にスタッフに恵まれていると思っています。お越しになられるお客様にもよく言われます、私も自信をもって誇れる最高のスタッフたちです。
そしてこの5年は
毎日がハッピーな日が続いているわけでもありませんでした。
仲間との悲しい別れに直面し、自分の無力さと虚しさと、何もできない申し訳なさに心から笑えない日が続き、
何ヶ月も眠れない日が続きました。
どうしようもない現実に悲しさと悔しさでスタッフと何度も泣きました。
うりとの別れもまだ受け入れられない私が、この先も仲間との悲しい別れに直面したときに心が耐えられる自信がなく、ウリエルを閉じることも考えたこともありました。
でもその時に心の大きな支えになったのは卒業生のいまの姿でした。
卒業生の子たち、そしてそのご家族、どちらもが幸せそうな姿をお写真などで報告頂き、「ウリエル」をオープンしてよかった、これからも幸せな子を増やしたい。綺麗事に聞こえるかもしれないけれども、私の原動力はその気持ちなんだと改めて認識しました。
そして、ウリエルを支えてくださっているのは暖かく優しいお客様方です。
開店当初からウリエルを見守ってくださってる方や、いつも気を遣って私やスタッフに優しい声をかけてくださってる方、ウリエルのみんにゃのことを本当に愛し、幸せを願ってくださっている方。
ウリエルの仲間たちをみて皆さん笑顔になるその姿に心が癒され、頑張る力になっています。
ウリエルをはじめていままで平坦ではもちろんなかったです。
私の生きてきた人生で一番笑って、泣いて、苦しんで、真剣に向き合った濃く、長くて短い5年でした。
これからもスタッフ一同、そしてさんちゃん、ちゃ〜、せらちゃんとともに
まだお家のない、家族のいない子たちの居場所となり、ずっとの家族とかけ橋になれるように頑張っていきます!
今はまだ、ひとりひとりが小さな手を繋いで、命を繋いでいます。
この手が、ひとり、またひとりとおおきな輪になって、今も飢えている子、震えている子、さみしい思いをしている子、ひとり残さず包みこんでいけるように、精一杯頑張っていきたいと思います。