年内に大きな地震が続き、南海トラフ地震の可能性も出てきました。
私も震災を経験した身として、今一度、猫との避難方法を見直せればとまとめてみましたのでお役に立てると幸いです!
①地震の場合は揺れがおさまってから行動しましょう。
飼い主が無事でないと猫を救えません。まずは自身の安全を優先してください。
焦る気持ちは分かりますが、猫を呼ぶ際に怒鳴ると猫が驚いたり怯えてパニックになる可能性があります。
なるべく冷静に声がけを。
➁猫をキャリーに入れましょう。
キャリーには連絡先を書いた名札を付けてください。
もしその子に疾患やアレルギーなど注意する点がある場合は猫の名前と共に書いておくのが良いです。
余裕があれば飛び出し防止のハーネスをつけるのもオススメとの事です。
たまに「うちの子は大人しいから大丈夫」と抱っこで避難しようとする方もいらっしゃるようですが、震災時という非日常の空気にパニックになり逃走する危険もあります。
➂自身+猫用の避難セットを持って避難場所に移動しましょう。
猫にも自分自身にも命を繋ぐための避難セットは必要です。
避難セットの用意、点検は定期的に行いましょう。
夏に移動する場合はキャリー内で熱中症になる可能性があります。保冷材などで工夫がおすすめです。
また、冬はブランケットを入れると寒さを防げて良いとの事です。
慣れない避難の移動でパニックになる子もいるので、布を被せて外部の情報を遮断し安心させてあげる方法もオススメです。
徒歩での移動の場合、避難セットと猫の入ったキャリーは予想以上に重いです。
また雨の日などキャリーが濡れてしまう可能性もあります。
工夫して運べるように見直しを。
いつもと違う環境がストレスとなり、猫が体調を崩したり食欲をなくすケースがあります。
医師に相談や、好きなフードを複数種類用意するのがおすすめです。
ワクチン接種を行っていない場合、一時避難施設から保護を断られる場合があるそうです。
ノミ、ダニの場合も同様ですので定期健診を忘れずに。
また、折角避難してもペットの持ち込み不可の避難所もあるそうです。事前に確認をおすすめします。
私自身震災に遭い、猫と一時避難を経験しました。
十分に知識を付けて想定をしていたにもかかわらず、実際は恐怖で呼吸がおかしくなり震える身体で猫と避難する事は本当に大変な事でした。
沢山の知識も、恐怖とパニックで全部飛んでしまいました。とにかく、猫を守らなければ、しか考えられませんでした。
私の知り合いの方は、猫と身一つで津波の避難をした方もいらっしゃいました。
なので、こういった「簡単で基本的な事」が大切な家族である猫と飼い主自身を守る事となると思っています。
皆様の安全を心から願っております!