こちらはアメリカ・ミシシッピ州。投稿者さんはある日、アパートのまわりに野良猫が住み着いていることに気づきました。きれいなハチワレの白黒猫です。
投稿者さんの家のテラスで眠っていることもあれば、日よけのために車の下にいることも。猫の安全が気になった投稿者さんは、保護しようと決意します。テラスのドアをあけておいて、声を聞かせて慣れさせてあげる作戦です。
やさしく声をかけ続けるうちに、仲良くなった猫と投稿者さん。手からおやつを食べる姿も見られるように。「猫の幸せってなんだろう。外に住んでいるほうが自由でいいと言う人もいるけど…」。悩みつつも距離を縮めます。
11月の終わり、最初の寒波がやってきました。投稿者さんは、ブランケットとペット用の電熱マット、そしておもちゃを用意していました。喜ぶ猫ちゃん。
投稿者さんに懐いた猫は、あたたかい家に入りたいそぶりを見せました。投稿者さんは、猫ちゃんを家に入れ、そっとドアを閉めました。
最初は家の中の生活に困惑して鳴き続けた猫ちゃん。しかし、本気で外に出たがる様子はなかったそう。とはいえ、また猫ちゃんに触れるようになるまで数週間かかったと言います。
投稿者さんのおうちの先住猫・リジーちゃんともだんだん仲良くなりました。少なくともお互いの存在は認め合っているのを見て、安心する投稿者さん。猫ちゃんはとってもお利口で、朝ごはんをねだって飼い主さんを起こしたり、家具をひっかいたりして困らせることは一切ないのだそう。
動物病院の診察では、7~8歳でなんらかの理由で犬歯が1本しかなく、背中に完治はしているけれども大きな傷跡があるとのこと。過去になにか大きな喧嘩に遭遇したのかもしれません。過酷なお外生活を卒業し、シャイだけどお利口な家猫になった野良猫ちゃん。あたたかい家の中でぬくぬく過ごす幸せをかみしめているに違いありません。