どこか上から目線な態度で人間という“下僕”に接するも、愛は持っている。猫は、そんな優しさを持つ動物です。
そうした猫らしい不器用をイラストで表現したのが「小言をいう猫」。
小言をいい、ツンデレな態度を見せながらも人間を想う猫の愛くるしさが心に刺さります。
「小言をいう猫」のツンデレな優しさが心に染みる
猫に小言を言われても、ムカつくどころか嬉しい…。日常の中で、そう気づいたことが製作のきっかけだったと話す作者さん。
根底に猫愛があるからこそ、イラストを描く時は猫に小言を言わせすぎないように気をつけながら人間を肯定します。
でも、言いすぎたかな?と思う投稿でも、みなさん肯定的に捉えてくれる。猫への愛が溢れていることに、改めて気づかされます。
Xに投稿する時は、空気を読むことも意識。メンタルの不調に関する投稿が多く見られる時には優しい言葉を添えたイラストを投稿します。
作者さん自身が優しい“気遣いさん”であるからこそ、小言をいう猫は多くの人から愛されているのかもしれません。
多くの感謝が寄せられる「私はお前の味方小言」
描くイラストの中でも特に反響が大きいのは、「私はお前の味方小言」。職場で嫌な思いをした日に刺さるこのイラストには、「ありがとう」という感謝の声が多く寄せられます。
小言をいう猫が、なぜこんなにも人の心に入っていくのか私自身、不思議です。第三者になって、小言をいう猫を見てみたいです。
また、いつも自己肯定感たっぷりな猫の姿を見ていると、自然と前向きな気持ちになれるのも本作の良さ。
私には愛猫がいるんだから、と気持ちを切り替えさせてくれる力もあるからこそ、本作は頑張り続けている現代人の心に響くのかもしれません。
もっと小言をいう猫が広がることで、みなさんの横にいられるようになり、少しでも心の支えになれたら嬉しい。そう語る作者さんはアニメ化や個展の開催を目標に、これからもツンデレな愛でたくさんの猫好きさんを笑顔にしていきます。
猫は、こちらの事情など一切関係なく生活しているのがいい。へこんだ時もきっとご飯を要求して、へこんでいられない空気を作ってくれるので、いつのまにか元気になっていると思うんです。
自由に小言をいい、人間を慕う「小言をいう猫」。その姿に愛猫を重ねる人は多いはずです。