保護したひとりぼっちの子猫は、生後わずか2日。まだ目もあいていません。過酷な状況の中で奇跡的に「新しいママ」に出会い、健やかに生き抜いていく運命のストーリーをご紹介します。
生まれたばかりの子猫にとって、ミルクをくれてあたたかく守ってくれる母猫と一緒に過ごすことは、生きていくために最も大切な条件と言えます。今回保護主さんが見つけた子猫は推定生後2日。小さな小さな命です。母猫が戻ってくるのを待ちましたが、姿を現しませんでした。

そこで、保護主さんと娘のジュリアちゃんは、この小さな命を繋ぐために子猫を「ベイビー・キャット」と名付け、小さな口にシリンジでミルクを与えるお世話を始めました。

保護から2日後、局面は急展開をみせます。保護猫ボランティアのハッサンさんが、なんとこの子猫にそっくりな、別の「母猫」を保護したのです。保護主さんもハッサンさんも、考えたことは同じでした。「この母猫が、ベイビー・キャットを育ててくれないかしらーー」。とはいえ、母猫が血の繋がらない別の子猫をすんなり受け入れてくれるかどうかは全くの未知数です。

そこで2人は、母猫に「ベイビー・キャットも自分の子だ」と自然に思ってもらえるよう、ちょっとした工夫を凝らしました。まず、母猫が寝ていたベッドの布で子猫をやさしく包んで匂いを移します。さらに、母猫の体に子猫をそっとすり寄せ、完全に匂いを馴染ませました。そして、母猫が育てている実の子猫の隣に、そっとベイビー・キャットを並べてみたのです。

固唾をのんで見守る2人。すると、母猫は、全く警戒することなくベイビー・キャットを受け入れ、我が子と全く同じように優しくお世話をし始めたのです!ベイビー・キャットはこうして正式に「ママの子」となりました。今では優しいママの愛情をたっぷりと受け、ずっとの人間家族のもとで、元気にすくすくと成長しているそうです。小さな命を諦めなかったボランティアさんたちの機転と、血の繋がりを超えて愛を注ぐ母猫の深い愛情に、心が温かくなりますね。





