愛猫を想う気持ちが募って、羊毛フェルトを極めた――。モリタさんは、そんな経緯から心に刺さる猫作品を生み出すようになった、羊毛フェルト作家。
細部にまで猫愛が散りばめられたモリタさんの作品は、多くの猫好きさんを笑顔にしています。
愛猫がかわいくて本格的に猫の羊毛フェルト作品作りをスタート!
モリタさんは、妹さんが楽しんでいる姿を見て、自身も羊毛フェルトに触れるように。
自分も何か作ってみたくて、材料をもらって始めました。ニードルで刺すだけで好きなように作れるのがとても楽しくて、色々作り始めたんです。
お父さんが野鳥好きだったことから、最初は鳥の羊毛フェルト作品を制作。
やがて、様々な動物のオーダーを受け、野鳥以外も制作するようになり、猫の羊毛フェルト作品作りもスタート。
その中で、「あまりにもかわいい愛猫のグッズが作りたい」という気持ちが膨らんでいき、愛猫を完全再現した羊毛フェルト作品も作るようになりました。
実はモリタさん宅には、14匹もの愛猫が生活中。羊毛フェルト作品として、よく制作しているのは慣れた人間には優しいけれど喧嘩をよくする「がすくん」と構ってほしがりな、おばあちゃん猫「あごちゃん」。
愛猫のあごちゃんをモデルにした作品
愛猫のがすくんをモデルにした作品
始めて作ったのは、がすでした。作っていて、とても嬉しくて楽しかったので、この子はずっと作り続けると決めました。
もちろん、作品よっても異なりますが、おおよその制作時間は小さいもので1日、大きいものは1~2週間ほど。羊毛フェルト猫が何かをギュっと持っているポーズが多いのは、愛猫が寝ながら手でぎゅっとしてくれたことが嬉しかったから。
猫は、まだ作り始めて日が浅いので、うまくいかない時もあります。私は太めに作ってしまう癖があるようなので、太らせて過ぎないように気をつけているんです。
なお、作品作りは愛猫の生活スペースではない別棟で、ゆっくりと行っているそう。「かわいいうちの子を見てもらいたい」という猫愛が込められたモリタさんの作品には思わず、自分の中にある猫愛も重なってしまいます。
今後も、とにかく愛猫たちをかわいく作りたい。そして、色々なポーズの、がすが作れるようになりたい。そう語るモリタさんは近い将来、猫のイベントに参加したいとも意欲を燃やします。
自分の作ったものに反応をもらえることが、制作の励み。まだまだ色々と制作していく予定なので、これからも見てもらえたら嬉しいです。
猫愛を貫き通し、猫を愛で続けているからこそ、モリタさんの作品は多くの人の目を奪うのかもしれません。