韓国のある幼稚園では、異臭騒ぎがもちあがっていました。
「なんだか変なニオイがする」「床下からよ」。
不思議に思って原因を究明しようとカメラを仕掛けた先生たちは、意外な事実を知ることになります。
ある日の夜の幼稚園。
園児たちがいない幼稚園はとても静かです。
そこにひょっこり顔を出したのは…猫ちゃん!
「誰もいないかな?」と確認した後、「いいわよ、出てきなさい」…。
ママ猫の合図で、次々子猫たちが顔を出します。
その数なんと5匹!
このママ猫ちゃんは、通風孔を通って狭い床下で子育てをしているようなのです。
先生たちは通風孔をふさぎ、かわりに出入りできる道を作ってあげました。
「まさか床下に猫がいたなんて!」先生たちもびっくり。
子どもたちも興味津々です。
昼間は子どもたちで賑やかな幼稚園。
夜になると、子猫たちが大はしゃぎ!
滑り台を滑って遊んでいる子猫もいます!
まるで猫の幼稚園ですね!
このママ猫ちゃんは野良猫で、何度か赤ちゃんを妊娠している姿が目撃されていました。
でも、外での子育ては過酷で危険です。
「もう子どもを死なせたくない」と思ったママ猫は、床下を子育て場所に選んだのでしょう。
でも床下は太陽の光がささず真っ暗。
子猫が大きくなるのに適した環境ではありません。
先生たちは、猫の家族を保護することにしました。
「いつもと様子が違うわ」と思うものの、ごはんのおいしそうな匂いにつられてやってきたママ猫ちゃん。
子猫も次々と捕獲機にかかります。
病院では獣医師の先生が、猫ちゃん家族を診察。
「健康状態もよく、よく育っています」
「床下でごはんがないので、もう離乳期ですが母乳をあげていたようですね」。
とても母性が強く賢いママ猫ちゃん。
立派に5匹の子猫を育て上げました!
ほのぼのとしたこの動画には「すべり台をすべり下りる子猫が超キュート!」「とても愛情深いお母さん!子猫と一緒に飼ってもらえるおうちが見つかりますように」など、世界各国からたくさんのコメントが集まりました。
これからは、ママ猫ちゃんは子猫を死なせないように…と心配する日々は終わりです。
子猫たちにも幸せな猫生が待っていることでしょう。