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「猫様たまらん!」の想いを込めて制作!猫愛だだ漏れのイラストレーターが描く“透明水彩×色鉛筆”の猫絵

「猫様たまらん!」の想いを込めて制作!猫愛だだ漏れのイラストレーターが描く“透明水彩×色鉛筆”の猫絵

透き通るような色合いで無邪気な猫のイラストを制作するのは、イラストレーターのこねこさん。

透明水彩と色鉛筆で描かれる、のこねこさんの作品にはオンリーワンの魅力が。猫が持つ愛らしさもしっかりと表現されており、目が釘付けになってしまいます。

イベント出展を機に“猫絵描きイラストレーター”に!

もともと、のこねこさんは猫以外にも色々な動物や人間を描いていましたが、2017年の秋、ハンドメイドの猫グッズや猫作品を対面販売するイベントがあることを知り、「猫好きとして出展してみたい!」という気持ちに。

イベント出展は抽選で決定する形でしたが、運よく当選。出展に向けて作品制作をする中で、本当に描きたかったものに気づきました。

猫作品をたくさん描いているうちに、どんどん楽しくなってきて。あぁ、私のやりたかったことってこれだったんだ、と。子どもの頃から温めてきた、猫様への愛が爆発した瞬間でした。

その気づきから、のこねこさんは猫の絵を描くイラストレーターとして活動するように。

作家名の名づけ親は夫。「きのこ」と「猫」が好きなところからきています(笑)

作品を制作する時はデフォルメしつつも、“猫様らしさ”を損なわないように描くことを意識。ビー玉のような瞳の輝きや毛並みのふわふわ感を表現することは、特にこだわっています。

猫様って一見キリッとしているけれど、実はとても表情豊かなんですよね。デフォルメしつつ、そういったリアリティのあるかわいさを表現できたら…と毎回、試行錯誤の連続です。

のこねこさんのイラストには、色鉛筆と透明水彩の両方が使用されているのが特徴。

これは広い面積を塗るのが大変な色鉛筆と淡くてぼやけた印象になりがちな透明水彩のデメリットを補おうと、のこねこさんが独学で辿り着いた表現法です。

いつも猫様かわいい!猫様たまらん!という気持ちを込めて描いています。その気持ちが猫好きのみなさまにも届いて、共有できていたら、とても嬉しいです。

そう語る、のこねこさんがこれまで制作した作品の中で特に印象に残っているのは「猫絵描き」としての活動を始めた時に描いた、「物語のなかへ」。

猫イベントの宣伝や情報収集のために始めたTwitterに、初めて投稿したのもこのイラスト。ここからすべてが始まった、思い入れのある一枚です。

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また、ハロウィンらしい「魔女ねこさん出番です」や「Trick nyao Treat!!」は「純粋に楽しんで描く」という初心を思い出させてくれた作品なのだとか。

「魔女ねこさん出番です」

「Trick nyao Treat!!」

お顔がイマイチ決まらない…など下書きの段階から難産な作品が多いなか、この子たちは最初から最後までずっと楽しく描けました。当時は時間もたっぷりあったので、背景までじっくり描きこみ塗りこめて、とにかく楽しかったです。

また、いつかこの作品と向き合った時のように、時間を気にせず、没頭して猫を描きたい。育児真っ最中の、のこねこさんはこの絵を見るたび、そんな思いを抱くと言います。

なお、猫好きなのこねこさんは自宅で、なずなちゃん(愛称:なず様)という愛猫と生活中。

宇宙一気高く美しくかわいいというなず様は、作品に登場することもあります。

例えば、猫の日である2月22日に描いた「にゃんにゃんにゃんの日」という作品には、なず様と実家にゃんこが!

(左から、せりちゃん、なず様、すずしろくん)
身近にいる猫の姿も温かみのあるタッチで表現する、のこねこさんは、いつか猫の絵本を作りたいという夢を抱きながら、優しい世界観の猫絵を生み出し続けています。

育児などで、ゆるやかなペースでの活動となってしまいますが、これからも作品を通して、みなさまと「ねこ様かわいい!たまらん!」な気持ちを共有できましたら嬉しいです。

ファンに、そんなメッセージを送るのこねこさんは2023年7月28日(金)〜30日(日)限定で、web個展にて初めてセミオーダーの似顔絵を受け付けるそう。

猫を愛しているからこそ描ける、のこねこさんの猫絵から今後も目が離せません。