一目見ただけで色彩の美しさに心奪われ、笑顔になれるイラストを描いているのは、水彩画家のタケダヒロキさん。
タケダさんが生み出す、植物と動物が融合した水彩画は幻想的で、どこか温かみがあると人気を博しています。
猫と植物を融合した水彩画がSNSで大人気に!
タケダさんが水彩画を描き始めたきっかけは、水彩の美しさに感動したこと。自分なりに配色を研究し、面白い表現を模索していた時、頭に浮かんだのが植物でした。
猫以外の動物の水彩画も描いている
母が花を育てることが好きで、家の中と庭に緑がある環境で育ったので、植物を使って絵が描けないかと考えるようになったんです。
かわいい表現で、リアルに動物を描きたい。そんな思いを抱きながら、動物の写真とにらめっこをしていたところ、毛の流れが葉っぱに見えてきたそう。
てんとう虫とハートを探せ✳︎#透明水彩 pic.twitter.com/hhel6LWqtt
— タケダヒロキ (@takedahiroki) December 12, 2022
植物と動物が融合した幻想的なイラストは、このインスピレーションから生み出されたのです。
猫の水彩画を描くようになったのは、オーダーをスタートしたことから。
猫ちゃんは、国内外で1番人気があるように感じます。オーダーでペットを描かせていただき、描く機会が増えました。
タケダさん自身は猫と暮らしたことはないものの、友人の愛猫マーちゃんに懐かれており、スキンシップを楽しんでいるよう。
男の子で、かなりのツンデレ。触って欲しいわけじゃないよっていう感じで、近寄ってくるんです。手が好きで、顔を擦ってきます。
猫を描く際、こだわっているのは被毛の柔らかさや体のライン、猫らしさを表現すること。
顔はしっかり描き込みますが、体は縁取りを繋げずに少し抜けている部分をつくりたいので、描き込みすぎないように気をつけています。
これまで描いた中で、特に印象に残っているのは、まるで蝶や葉っぱの尻尾と遊んでいるかのような、こちらの作品。
首やお腹に描かれた美しい花も目を引く、遊び心ある1作です。
また、茶トラ猫のキリっとした芯のある眼光が目を引く、この水彩画もタケダさんのお気に入り。
柔らかな毛並みや猫が持つ上品さが表現された、こちらはインスタグラムでも大きな反響を得ました。
凛とした表情だけでなく、猫が持つあどけないかわいさも描けるのがタケダさんの凄さ。
愛くるしい表情や色彩の美しさに目を奪われるのはもちろんのこと、耳の上や尻尾の中など、いたるところに潜む猫のシルエットに、ついクスっとさせられてしまいます。
綺麗な色で勢いよく、そして丁寧に、かわいい動物はかわいく、迫力のある動物はカッコよく描くよう心がけています。
そう語るタケダさんは何年も色の組み合わせを試し、絵の具に相性があることを知ったそう。現在、描いている作品は決まった種類の絵の具を10色前後使用して、制作しているのだとか。
色遊び pic.twitter.com/6E8biNYiuy
— タケダヒロキ (@takedahiroki) November 23, 2022
パレットの上で絵の具を混ぜると濁ってしまうため、色を重ねるのは画用紙の上。もちろん、作品によっても異なりますが、A4サイズのイラスト1枚に費やす制作期間は10時間前後なのだそう。
オーダー作品の場合は、「うちの子」を想う飼い主さんの心を汲み取り、顔だけなく、尻尾や毛の模様、オッドアイなどの特徴もしっかり表現。大切に飾りたくなる、オンリーワンの作品を生み出し続けています。
見つけてくれてありがとうございます!これからも見守ってください!
ファンに対し、そんな感謝を告げるタケダさんは今後、メルヘンな色合いのイラストやモノクロの作品なども描いていきたいと意欲を燃やしています。
キャンバスの中で、猫が生きているかのようなタケダさんの水彩画。今後も、目が離せません。
なお、タケダさんの水彩画は、こちらから購入可能。オーダー作品は専用フォームから注文することができます。キャンバスの中で猫が生きているかのような水彩画から、今後も目が離せません。